(平成20年度 秋期 午前 問2)



問:基数変換に関する記述のうち,適切なものはどれか。



ア:2進数の有限小数は,10進数にしても必ず有限小数になる。



イ:8進数の有限小数は,2進数にすると有限小数にならないこともある。



ウ:8進数の有限小数は,10進数にすると有限小数にならないこともある。



エ:10進数の有限小数は,8進数にしても必ず有限小数になる。





解答 ア





解説:



ア:2進法で有限小数で表される数を10進法で表現したときには必ず有限小数となります。



イ:2の3乗が8になることから 8進数は2進数を3けたずつ区切ったものです。よって、2進数と8進数の基数変換を行っても有限小数が無限小数になったり,無限小数が有限小数になることはありません。



ウ:8進数は2進数を3けたずつ区切ったものあり,2進法で有限小数で表される数を10進法で表現したときには必ず有限小数となるので有限小数が無限小数になることはありません。



エ:10進小数を2進小数に変換するには,元の数に2を掛けていき1の位の値を取り出し,小数第1位が0になるまで繰り返します。



例:10進数の0.1を2進数に変換



0.1×2=0.2→0

0.2×2=0.4→0 …a

0.4×2=0.8→0

0.8×2=1.6→1

0.6×2=1.2→1 …b

0.2×2=0.4→0

0.4×2=0.8→0

0.8×2=1.6→1



a~bの繰り返しの



0.0001100110011…

の無限小数になります。



よって正解はアとなります。





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(平成18年度 春期 午前 問66)

問:PCのコンピュータウイルスに関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア:ウイルスの潜伏しているプログラムファイルがコンピュータ内に存在している場合であっても,コンピュータ利用者が意図的にファイルを起動しない限り他のシステムに伝染しない。

イ:ウイルスは,主記憶装置を物理的に破壊したり,コンピュータ利用者の意図しない動作を引き起こしたりする。

ウ:ウイルスを検出・駆除するためのエンジンや定義ファイルなどが最新のものに更新されているコンピュータでは感染しない。

エ:駆除作業では,ウイルスに感染していないOS起動ディスクを使用することによって,ブートセクタからの伝染を回避することができる。


解答 エ


解説:ブートセクタ型ウイルスと呼ばれるウイルスは,ブートセクタといわれるコンピュータを起動したときに読込むハードディスクやフロッピーディスク上の領域に感染するものです。
ブートセクタにはOSを呼び出すためのプログラムが記録されているので,ブート型ウイルスはこのOS起動部分に感染することになります。そのため、伝染を回避するためには,感染していないOS起動ディスクでシステムを起動します。

ア:利用者のファイルの起動などの操作に関係なく感染を広げるウイルスもあります。

イ:ウイルスはソフトウェアなので,ハードウェアを物理的に破壊することはできません。

ウ:定義ファイルは,現在時点で存在するウイルスの特徴を記述したファイルです。最新の定義ファイルには無い未知のウイルスも世の中には存在します。

よって正解はエとなります。



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(平成19年度 春期 午前 問22)

問:USBの説明はどれか。

ア:PCとPC内蔵型のCD-ROM装置や、DVD装置を接続するためのパラレルインターフェースである。

イ:磁気ディスクやプリンタなどデイジーチェーンで接続するパラレルインターフェースである。

ウ:ハブを介してツリー状に機器を接続できるシリアルインターフェースである。

エ:プリンタなどに赤外線を使ってデータを転送するシリアルインターフェースである。


解答 ウ


解説:USBはデータを1ビットずつ送るシリアルインターフェースです。また、最大5台のUSBハブを経由させることで127台の機器をツリー状に接続できます。

アはATA/ATAPIの説明です。ATA/ATAPIは複数ビットを並行して送るパラレルインターフェースで、PCと補助記憶装置を接続します。BIOSによって直接制御できるため、SCSIなどほかの方式に比べて簡便で低コストです。

イはSCSIの説明です。SCSIは各機器に重複しないIDを付与することで複数の機器を数珠つなぎでつなぐことができます。(デイジーチェーン)

エはIrDAの説明です。IrDAは赤外線を利用した近距離のデータ通信を行なうインターフェースです。通信可能距離1m以内です。

よって正解はウとなります。


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(平成17年度 秋期 午前 問32)

問:クライアントサーバ方式の説明として,最も適切なものはどれか。

ア:パソコンとワークステーションをLANで接続したシステムの構成方式の総称であり、パソコンをクライアント,ワークステーションをサーバーと呼ぶ。

イ:プロセス間通信機能を利用し,一連の処理を,サービスを受けるプロセスと,そのサービスを提供するプロセスとに分離したものである。

ウ:ホストコンピュータの一部の機能と処理対象のデータファイルを端末に分散することによって,負荷の分散を図ることを主目的としたものである。

エ:ホストコンピュータの代わりに配した複数のワークステーションと端末を接続し,負荷の水平分散を図ることを主目的としたものである。


解答 イ


解説:クライアントサーバ方式とは,サービスを要求するクライアントとサービスを提供するサーバとに機能を分割した分散処理システムの事です。

ウ・エについては”負荷分散”に関するもので、クライアントサーバ方式の”機能分散”とは違います。

アについてワークステーションが必ずサーバーで、パソコンがクライアントとなるという決まりはありません。

よって正解はイとなります。


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