学生の合宿に参加しているとある教官からおもしろい話を聞きました。

その教官が滑空場でガソリンをタンクから給油しようとして学生に「シュコポンを取って来てくれ」と依頼したそうです。

シュコポンとは、手動式給油ポンプの略で、正式名称は醤油チュルチュルと言います。フロッピーディスクなどの発明で有名なドクター中松の発明した商品で、このようなものです。

実はドクター中松も東京大学の航空部OBで、むかしはグライダーで飛んでいたそうです。（最近は、発明したジャンピングシューズで飛んでられるようですが）

シュコポンを依頼された学生はそのことを合宿の班長に伝えました。

木曽川滑空場と宿舎は４ｋｍほど離れているため、日中は弁当をとりに車が一度往復します。そこで班長はその車のドライバーに伝えました。そのドライバーは宿舎に着いて、宿舎の留守番をしている学生に伝えました。

そして、その学生が持ってきたものは、なんと

「紙コップ」だったのです。

しかも、大量の。

それを聞いて、私は腰を抜かしそうになりました。

どうして、このようなことになったのか？

いろんな原因があると思いますが、「学生の仕事に対する意識の低さ」が大きいと思います。
自分が請けた仕事を人に任せて確認もせず、それで仕事を完結した気になっている。

このような状態で社会に出て大丈夫なのだろうか？

非常に、こわいと思います。

私は、航空部でグライダーに乗ることだけでなく、仕事のやり方や先輩や教官との付き合い方などさまざまなことを学びました。

勉強ばっかりで頭でっかちな学生が社会に出て即戦力になるよう育成するのが、クラブ活動の役割だと思います。
クラブ活動では、チームワークやリーダーシップ、プロジェクトマネジメントや損益管理などたくさんのことを学べます。

ミーティングなどで他の教官が話をされていることも、改めて聞くと学生を社会人にするために細かいことまで言ってくれているのだなと気づきました。（学生時代には気づきませんでしたが）

シュコポンを頼まれて、紙コップを持ってくるような学生がそのまま社会に出ないようしっかり教育しなければならないなと強く感じました。

←ランキングに参加しています。よろしければ、クリックお願いします。

ブログランキング1位復活まであと少しです。

１位復活のため、ワンクリックよろしくお願いします。

航空部では、学生が社会に出たときに役立つことを数多く学べます。
来週は、その事例をお話したいと思います。

企業再生の方法で、グライダーから学んだことがかなりあることを再認識しました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

　　↑↑↑↑↑　　
よろしければ、クリックお願いします。

【伝言ゲームの恐ろしさ シュコポンが○○に!?】