自己承認欲求そして、自己肯定感。

 

この2つが満たされることで初めて、人は前向きな気持ちになれます。

 

逆に、気持ちが前に進めないということは、行動に移せないということです。

 

行動に移せなければ、結果も見えてきません。

 

そして、

 

これらを満たす方法の1つに"肩書き"があります。

 

ただし、最近は間違った肩書きの名乗りが増えてきてるな、そう感じます。

 

今日はそんな話です。

 

 

一般的に、肩書を手に入れる順当な方法の一つとしては、

 

会社に就職して実績を作り、役職を与えられることがあります。

 

社内での役職や立場は、第三者に"認められた"という客観的な評価になります。

 

もっとも、

 

従業員1万人企業の部下100名の課長と、従業員20名企業の部下数名の課長では信用度は変わってきますが、

 

実力が客観的に認められた、という評価は変わりません。

 

その他、社長賞や営業実績による表彰などの論功行賞も客観的評価の1つです。

 

これらは転職をする際にも優位に働きますね。

 

一般的に、ピラミッド型の組織で課長以上のマネージャー職に就ける人材は全体の3%〜5%、

 

と言われています。

 

つまり、実際には会社員のうち95%以上の方が平社員、

 

もしくは主任や課長代理などのプレイングマネージャー止まりで、会社員人生を終えているということになります。

 

日本は生産労働人口のうち95%近くが会社員なので、生涯の役職やタイトルもほぼこれに準じていることが分かります。

 

それを"分相応"と思い人生を送る方は良いのですが、(もっと野心を持とう、という意見は置いといて)

 

厄介なことに、承認欲求と肯定感を満たすためだけに肩書きを手に入れる"方もいます。

 

一時期流行った"起業家ブーム"が正にそうでした。

 

生活の基盤は会社員としての労働収入であるにも関わらず、

 

月数千円でも副業で収入が発生したら”自営業”や"社長"を名乗ったり、"経営者"を名乗る人が少なからずいたのです。

 

これは会社法が改定されて資本金も1円あれば株式会社や合同会社が設立できるようになり、起業のハードルが下がったことが原因の1つでもあります。

 

”起業大国日本”というスローガンの元、広くビジネスチャンスの門戸を広げる政府の方針でしたが、

 

それを勘違いしてファッション感覚で、社長を名乗る人が増えたのもまた事実です。

 

"コンサルタント"という肩書きも同様です。

 

一見立派に見えますが、

 

名乗るのに資格も法人格も不要のため、極端な話ですが脱サラしたばかりの無職でも名乗れてしまうから恐ろしい話です。

 

コンサルタントを名乗る人に出逢ったら、実績があるのかないのかをしっかり見極めてからお付き合いをしないといけません。

 

また、"脱サラ"という言葉もよく出来ています。

 

脱サラ=起業・チャレンジ、というポジティブなイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、

 

実際は会社員として鳴かず飛ばずで居場所が無くなって...、というネガティブな理由で会社を辞めたという場合も結構多いんですね。

 

そういう人は口々に、

 

「ここにいても成長できないと思って」

 

「上司と合わなくて」

 

「自分の居場所じゃないから」

 

と言いますが、残念ながら全て自分を肯定するための言い訳にしか聞こえません。

 

環境は活用するものだし、居場所は無ければ作れば良いだけの話です。

 

嫌な上司がいても、結果でギャフンと言わせば良いんです。

 

 

確かに、会社で同僚や上司から、

 

「もっと数字作れ」

 

「なんでお前はこんなに仕事が出来ないんだ」

 

という目で見られながら、家に帰れば家長として一丁前の顔を家族の前でしないといけない。

 

そのギャップが苦しい、という人もみえると思います。

 

だからこそ、本当は会社員として活躍できなかったから会社を辞めたのを、カッコ付けに”脱サラ”という言葉で自己肯定感を保つわけです。

 

確かにその時は面目が立つかもしれませんが、長い目で見れば実力が無ければ続かないですし、益体もない話です。

 

これを私は"ファッション感覚"と呼んでいます。

 

着るのは簡単だけど、脱いだら何もない。

 

中身がない人は、ブランドの服を着て自分を大きく見せようとしますが、

 

中身がある人は、例えノーブランドの無地Tシャツでもそれなりのブランドに魅せてしまいます。

 

このように、自己承認欲求や自己肯定感を満たすために"自称"で肩書きを名乗る人が増えることは私は良くないと感じています。

 

因みに、海外では起業家はentrepreneurと呼び、自営業はselfemployee、社長はcompany presidentと呼称が明確に別れています。

 

日本人が良く名乗る起業家=entrepreneurは、海外では信用はなく、無職と同義です。

 

あのナップスターを創業したショーン・パーカーや、Facebookのマークザッカーバーグも自虐的に”起業家”と名乗っていた時期があります。

 

そんなことはつゆ知らず、日本ではカッコつけで起業家と名乗っている人も多いです。

 

貨幣経済では、金の含有量が多い貨幣を"良貨"、含有量が少ない貨幣を"悪貨"と呼びますが、

 

流通させる側としては、悪貨を流通させた方が金が余って儲かるため、必然的に良貨よりも悪貨の流通が多くなるということがありますが、肩書きも同様です。

 

最近は自称自営業、社長だけでなく、最近は自称タレントも増えていますね。

 

タレント=talent、とは本来”才能”の意味ですが、これもファッション感覚、自己承認欲求や自己肯定感を満たすために自称している人が多い気がします。

 

最近はSNSなどのスモールメディアも発達し、誰でも自分で情報発信ができる分、

 

自称・自営業、社長、自称・タレントの安売りバーゲンセールが起きていると感じます。

 

 

どこからが自営業、社長なのか?

 

どこからがタレントなのか?

 

売上0、資本金1円、生活基盤がサラリーマンでも会社を立ち上げたら自営業、社長なのか?

 

実績や、特殊技能、影響力がなくてもプロダクションに所属したらタレントなのか?

 

違いますよね。

 

会社もプロダクションも、設立するだけなら資格も資本も不要なので、

 

この理屈で言えば世界70億人全員が名乗れてしまいます。

 

これが原理原則、道理です。

 

それを無視した薄っぺらい世の中は、良くないですよね。

 

だからこそ、定期的な"精査"が必要になってきます。

 

自営業や社長という肩書きを名乗れるのも、独立独歩、それ一本で食えているかどうか、を最低限基準にすべきです。

 

YouTuberやライバーも、同様ですね。

 

それをしないと、結果的に市場全体が安く見られてしまいますから誰も得しません。

 

誰でも名乗れる肩書きには何の意味もないですから...。

 

これらを管理監督する、規格団体を作るのも良いかもしれませんね。

 

承認欲求は、主観ではなく客観的事実を持って満たすべきです。

 

市場の適正化、地方創生には必要なことだと思います。

 

 

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