忘れっぽい性格のせいなのか、

ただしつこいだけなのか、

好きな本は何度も何度も読み返します。


いま読み返しているのは

たけうちりうと「花ざかりのパライソ」。


たけうち りうと, 木下 けい子
花ざかりのパライソ (講談社X文庫ホワイトハ-ト)

今回で読むの5回目くらいかな。

…しつこい?



たけうちさんって、ちょっとした言葉まわしとか、

とっても素敵なんです。

読んでて記憶に残る文とか台詞が多い。

エッチシーンの表現の仕方とかも独特で

ドキドキしちゃいますよ。


そして同じホワイトハートから出ているウスカバルドの末裔シリーズ、

大好きなんだけど新刊延期になってからまったく出る気配ない…。


違う出版社から違うシリーズ始まっちゃったし。


続き待ってるのに…。



木原 音瀬, 日高 ショーコ
美しいこと(上) (Holly NOVELS) (Holly NOVELS)

あらすじ


松岡洋介は週に一度、美しく女装して街に出かけ、

男たちの視線を集めて楽しんでいた。

ある日、女の姿でナンパされ、

散々な目に遭い途方に暮れていた松岡を優しく助けてくれた男がいた。

同じ会社で働く、不器用、トロイと評判の冴えない男、寛末だった。

女と誤解されたまま寛末と会ううちに、

松岡は「好きだ」と告白される。

松岡は、女としてもう会わないと決心するが…。



感想


あらすじを読んでもあまり惹かれなかったんですが、

木原さんだから、間違いはないかな…と

買ってよかった!



寛末が、女装した松岡を女性だと思い好きになり、

控えめにアプローチをするんですが、

その一途な気持ちに心を動かされ、

だんだん寛末が好きになってしまう松岡。


でも、自分のことを女だと思っている相手に真実が言えず…。


木原さんの作品って、痛い作品が多い中、この作品は

どっぷり恋愛だけに浸って読めます。


寛末の要領の悪いところとか、登場人物にすごくリアリティがあるんですよね。

松岡も本当にこういうノリの男の子いるよね、と思う。

まあ、女装してナンパされるとかありえねえ、と突っ込みどころはありますが

ちょっと無理な設定も、人物設定がしっかりしているので、ひっかかりなく読むことができる。

お互いがお互いを好きになる気持ちの流れにも無理がないので、

すんなり読めました。


松岡と寛末の恋愛の行く先がとっても気になるのですが、

これ、まだ続くんですよね。上だから。


年明けには出るようなので、耐えて待ちます…。



悩んだ末、結局購入。

三十路、独身、彼氏なしの私にとって

苦しい季節がやって来る…。


一人っきりのクリスマス、

親にイヤミを言われながらの年越し、

義理チョコさえあげる相手のいないバレンタイン、

もちろん何ももらえないホワイトディ。


ひ~叫び


じゃあ友達と遊べばいいじゃんと思ったあなた。

あなたは十代か二十代ですね!


三十路にもなれば、

友人はみ~んな結婚しているか

結婚していなくても彼氏がいるのですよ。


わたし一人、寂しく過ごすのです…。