連載開始 | 澤南きい 「今宵も月見団子」

澤南きい 「今宵も月見団子」

日々の何気ない出来事や、小説について

早速ですが、

「坂の途中で見上げてた月」という小説を連載しますクラッカー


これは、アタシが26歳だった時に、

当時付き合ってた彼氏と別れて、なんか、気力を失ってた頃に、

吉祥寺の駅から家に帰る途中の五日市街道で見上げた月が

大きくて、神秘的で・・・生きる勇気をもらったことがコンセプト


確か季節は早春で、アタシは春物の白いコートを着てて、

会社帰りに西友かなんかで買い物して、家に向かってた。


ふと視線を感じて目を上げると、そこに満月があったの



澤南きい 「今宵も月見団子」-tuki


家族4人が夕ごはんを食べられるちゃぶ台ぐらいの大きさに見えたのね


透き通ってて、模様があって、思いのほか明るくて、

まっすぐに見つめられてる気がした・・・


満月ってことは、昨日もきっとそこにあったんだろうなって、

でも、アタシは月のことなんて気がつかなかった。


きっと、うつむいて歩いてたんだな、アタシ・・・


そこから、家の前の細い路地に曲がるまで、

5分ぐらい月を見上げて歩いたの。


そっか、あたし大丈夫なんだ!って思ったの

月と対話したっていうか、本当に力をもらった気がした

そんなことを体験して以来、

月の満ち欠けっていうか、月そのものが神秘だなぁって。

それを、うまく盛り込めないかなって思って書いた小説。


残念ながら、「すばる文学賞」と「太宰治賞」二連敗した

経歴を持ってますが(トホホしょぼん


めげてる場合じゃないので、

押してダメなら引いてみるか!(昭和の例え?)と、

このたび、心機一転、加筆して連載しちゃいます右上矢印


「次回作はまだですか?」と言ってくださった皆サマ

その一言で、ここまで来れました

本当にありがとうございましたラブラブ!



是非、感想をお寄せください。