横浜モンテッソーリ子育て研究会の大高です。
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あなたは、子育てをする中で、
「これだけは、絶対しないようにしている。」
と禁止している言動、ありませんか?
例えば、
・子どもを頭ごなしに叱らない
・子どもがやりたくないことは無理にさせない
・子どもに勉強ばかりさせない
とか。
なぜ、あなたの中に
「子育てでしてはいけないこと」があるのか?
考えてみたこと、ありますか?
人というのは、自分が子ども時代に
≪親からされて嫌だったこと≫
を自分はしないように心がけることで、
「私は、お母さんとは違う。」
「私は、お母さんみたいな子育てはしない!」
と親の子育てを批判していたりします。
私の母は、
子どもの気持ちに共感することが苦手で
「私の気持ちを分かってくれない!」
という寂しさと怒りを、
子どもの頃からずっと感じていました。
そのため、私は子育てで
子どもの気持ちに共感すること、
を大切にしていました。
私がモンテッソーリ教育に惹かれたのも
子どもの気持ちに共感する教育だから、
だと思います。
でも、「子どものやる気を尊重しよう!」
というモンテッソーリ教育の教えを守りすぎて
2歳ごろの娘は、わがままになっていました。
ある時、夫の両親と一緒に
家族みんなで車に乗っていた時
娘は、窓から見えた
何かに興味を持ち
「ママ、写真を撮って!」
と言いました。
私は急いで写真を撮ろうとしましたが、間に合わず、
写真に撮ることができませんでした。
すると、娘は「撮って、撮って!」
と大声で泣きながら訴えかけてきました。
私は、娘の気持ちを大切にしたい、という想いから、
「そうだね。撮りたかったね。
でも今、車を止めることができないから、
頭の中に写真を撮ろうね。」
となだめました。
でも、娘は相変わらず「撮って、撮って!」
と大声で泣きながら言い続けました。
しばらく、「そうだね。撮りたかったね。」と
娘の背中をなでながら、
娘の気持ちに寄り添っていましたが、
娘は、写真が撮れなかったことで、私を責め
バタバタ手足を動かし、怒っていました。
私はだんだん、その言動に怒りを感じ、
「無理なものは、無理でしょ!」
と大きな声で娘を叱りました。
すると、娘はますます大きな声で泣きました。
夫の両親もいる中、車中は私の叱り声と
娘の泣き声で、緊張感が走りました。
でも、誰も何も言えなくて、無言でした。
そんな空気を感じて、
「優しくなだめた方がいいのか?」と一瞬思いましたが、
私は
「ここで折れては、娘のためにならない!」
と思いなおしました。
「泣きたいなら、ずっと泣いていなさい。」
と毅然と言い、ただ娘の横に座っていました。
やがて、車は
みんなで食事をするレストランに着きました。
私は、娘がレストランでも、ぐずるのか?
心配していましたが、娘はケロッとしていて
「ママ、大好き。」
と私の横に座って、楽しくご飯を食べました。
なんだ、大丈夫じゃないか・・・と。
私は、この経験で気づきました。
私は、共感を
大事にしすぎていたせいで、
娘の感情のお世話を
ずっと私がしてきたのだ、と気づきました。
私の母は、共感が苦手でしたが、
その分、私は大人になって、
自分で自分の気持ちに向き合う
”強さ”を手に入れました。
「誰かに、私の機嫌を取ってほしい。」
「私がこんな気持ちになったのは、あなたのせいだ。」
という甘えを、手放していました。
難しいことなので、
トレーニングもしていかないと、いつまでたっても、
人に甘えてばかりで、自立できない
大人になってしまいます。
だから、共感を大事にしながらも
時に、子どもを突き放すようなことも
子どものためには、
必要なんだ、と気づきました。
子育てには、
親自身の心理的な課題が現れます。
あなたが、母親の子育てを
責めている時には、
母親から受け取った、
あなたの良さ(長所)が隠れてしまいます。
あなたの良さを伝えることができなくなります。
6月21日(日)の
オンラインモンテレッスンの父母会では、
・自立的な子どもに育てるモンテッソーリ教育の視点
・心理学的視点から考える自立
をご紹介します。
▼6/21(日)モンテレッスン参加者限定
みんなで一緒に☆子育て相談会 は、こちら!
▼6/25(木)AM11時に、インスタライブで
「おうちでできる!モンテッソーリ子育て講座」をします!
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