千葉県、茨城県私立小学校受験専門の幼児教室 キッズさくらカレッジ幼児教室 かおり先生のブログ

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千葉日大、昭和学院小学校、日出学園小学校、国府台女子学院小学部、成田高校付属小学校、聖徳大学附属小学校、千葉大付属小学校、江戸川学園取手小学校、開智望小学校を受験をお考えの方に様々な情報を発信しています。

受験準備はいつから始めるといいの?

 

 

小学校受験の準備は多岐にわたります。その中でもいつから幼児教室に通うのがよいか、悩むご家庭は多いのではないでしょうか。長年子どもたちの成長を見届けてきた幼児教室からのアドバイスをまとめます。

 

今回の記事の内容は年中さん以下のお子さんがいるご家庭向けの内容です。

 

 

目次

  • 小学校受験に必要な学習内容
  • ペーパー学習
  • 行動観察
  • 親子面接
  • 小学校受験準備を始めるタイミング
  • 小学校受験の幼児教室に通わせるタイミング
  • 小学校受験準備でつまずくこと
  • 終わりに

 

 

小学校受験に必要な学習内容

 

 

小学校受験は3つの要素で成り立っています。ペーパー、行動観察、親子面接です。(都内の一部小学校ではノンペーパーの学校もありますがほとんどの小学校にてペーパーは出題されます。今回はオーソドックスな小学校受験準備の説明をいたします。)

 

ペーパーは制限時間内に解くプリント問題です。

 

行動観察は運動テストや制作テスト、指示行動など多岐にわたりますが子供の社会性や協調性・ルール理解能力や自律心をテストを通じて見ています。

 

親子面接は親子で挑む面接です。親だけ面接を行う学校もあります。

 

この3つの要素の割合が学校ごとにちがいますが、それぞれの試験を通じて総合的に合否を判断しています。

 

 

ペーパー学習

 

 

どの学校もおよそ20~30分かけてペーパー試験を行います。

 

出題分野は言語分野・記憶分野・数量分野・常識分野・図形分野・思考分野です。各学校ごとに表現の違いがありますが、おおよそこの6分野に分かれます。

 

言語分野の問題は主に言葉の音を聞く問題や、しりとり、助数詞、語彙を問う問題が多いです。

 

記憶分野の問題は物語を読んで答えるお話の記憶や、絵を覚えて答える絵の記憶の問題です。

 

数量分野は四則演算を問う数概念や、お買い物ごっこのような交換の概念、積み木の数や隠れた数を問う問題です。

 

常識分野は季節や日常生活を取り巻く一般常識・道徳問題や昔話を聞いてきます。

 

図形分野は形の合成や分解、回転図形や線対象図形をとう問題です。

 

思考分野は多岐にわたります。観覧車・マジックボックス・位置座標・プログラミング・濃度などなど数多くあります。

 

 

行動観察

 

 

運動テストや制作問題・指示行動など子供の行動をチェックするための試験です。

 

運動テストでは主にサーキット運動、模倣体操などが多く出題されます。

 

制作問題は作り方の説明を受けた後に時間内に作品を作り上げます。学校によっては創造力を刺激する自由度の高い課題が出題されることもあります。

 

指示行動とは、「赤グループの子はジャンプをしながら緑のコーンまで移動しましょう」といわれたらその通りに行動する課題です。指示理解能力が問われます。

 

そのほか、少数グループを形成して紙コップタワーを力を合わせて作ったり、だるまさんがころんだなどのゲーム形式の課題や、自由遊びを行うか課題など多岐にわたります。

 

 

 

 

親子面接

 

 

学校ごとに親子一緒であるのか、保護者のみの面接であるのかは違いますが一般的に多いのは親子で行う面接です。

 

7分~12,3分程度の時間、親子と学校の代表者で面接を行います。ご両親にはおもに学校の教育方針を理解しているのか、学校と協力して子どもを育てていく気持ちがあるのかを確認されます。子どもには自分の意見が自分の言葉で言えるのか、一般的な受け答えができるのかを聞いています。

 

 

小学校受験準備を始めるタイミング

 

 

小学校受験にはペーパー・行動観察・親子面接の3つの課題があるとお話ししました。

このうちペーパー学習だけを取り上げるのであれば年中さんの秋からでよいと思われます。ただし、発達が少しゆっくりなタイプかもと思っている場合や、言葉の発語・語彙があまり多くない場合はもっと前からゆとりを持った準備が必要です。

 

行動観察ではこどものすべての行動が見られます。これらは幼児教室で学べる協調性や指示理解力もありますが、その根幹を形成するのはご家庭でのしつけです。受験に必要だから教えるのではなく、普段の生活から見直しましょう。

 

挨拶は相手の目を見てしっかりいえますか?ありがとうとごめんなさいは言えていますか?

自分の身の回りのことは自分でできますか?

人の話を最後まできけますか?人の話に割って入っていませんか?

自分の言いたいことを言えていますか?

食事の時間は椅子に座り、最後まで食べられていますか?

外遊びをしていますか?自然に触れていますか?

早寝早起きはできていますか?

姿勢よく座れますか?

 

これらは一人でできるようになるには何度も何度も教えたり一緒にやってみたりする必要がありますよね。大変ですが大切なことです。しかも直ぐにできるわけではありません。しつけができているかなという眼差しをもって、今すぐに受験準備をしてください。

 

 

高濱先生が監修されている「おやくそくえほん」はおすすめです。

 

親子面接は受験勉強の途中から始めます。年長さんになってから親子で一緒に準備しましょう。

 

 

小学校受験の幼児教室に通わせるタイミング

上記の準備を踏まえて幼児教室に通わせるタイミングとしてベストなタイミングは年中さんになったタイミング(年中春)です。

 

年中さんの秋にはそれぞれの幼児教室で受験カリキュラムが始まります。ペーパーだけを見れば年中秋になってからで良いと伝えていますが、それは難なくスムーズに学習が進む場合です。たいていはペーパー学習ではないところで様々なつまずきがあります。

 

はじめは機嫌よく教室に通っていたのに行き渋るようになり困っているなどがあげられます。主体的な学びでなくなると学習の効果が非常に低くなります。幼児教室や様々な学習に慣れるために余裕を持たせる必要があります。いきなり受験勉強を始めて受験カリキュラムがすぐに思うように出来るようにはなりません。2,3か月は慣れるための期間を作り、夏の夏期講習を経て秋にエンジン全開で取り組めるよう準備していくと無理なく受験に挑めます。もちろんそれよりも前でも問題ありません。

 

また、もう時期が過ぎてしまったという場合は速やかに教室に相談してください。このブログではベストなタイミングを提案していますが決してそうでないといけないと言っているわけではありません。教室によっては時期により入塾を締め切るところもありますが、話を聞いてくれるところの方が多いと思います。まずは相談をしてみましょう。

 

 

 

小学校受験準備でつまずくこと

どこの幼児教室でも余裕をもった受験準備をおすすめしていると思います。理想の通りに学びが進むわけではないことが多いからです。

 

保護者の中には「秋から受験カリキュラムが始まるなら秋でもいいじゃない」とか「うちの子市販の教材かなりできるから年長さんになってから仕上げに幼児教室に通うスタイルでいいわ」という意見もあります。もちろん幼児期の子どもはそれぞれの発達に差があります。言語分野に秀でている子や記憶分野が得意な子、数量分野が得意な子、図形分野が得意な子、友達とのかかわりが得意な子と様々です。一様に同じではありません。

 

ですが、長年見ていると幼児教室で勉強を始めてみんな似たようなポイントでつまずくのです。

 

それは、一人での学習では問題なくできるけど、みんなと一緒に学習すると思うようにやれない。という現象に出くわします。

 

 

 

なぜそうなるのかという原因はそれぞれ違います。

 

一人の学習では先生や親の注目も全部自分に向いているし、自分も思ったことをすぐに発言できていたけど、みんなとの学習になるとそうもいきません。

 

他の子がお話して自分の話すタイミングを見失うかもしれないし、他の子と自分を比べて自信を失うかもしれない。そもそもみんなの中での発言なんて緊張しちゃうなどなど、今までのびのびと学習していてもそれぞれ何らかのポイントでつまずく時があります。

 

そしてつまずくポイントは1回かもしれないし、何回でもつまずく事もあります。つまずいているポイントがわかってもそれを乗り越えるためには時間がかかります。私たちは時にサポートしたり時に見守り子どもの学びの過程の変化を見逃さずに指導します。幼児教室と2人3脚でやっていけば必ず乗り越えられる試練ですが、その山を乗り越えるのにかかる時間は誰にもわからないのです。

 

だからこそ、早めの準備が大切なのです。早めに準備をすると試練は比較的早い段階でやってきます。そして保護者も心に余裕をもって取り組めます。これが年長さんになってからやってくると、保護者が焦ってしまい時間がどんどん過ぎて対応が後手後手になります。

 

最終的には試練を乗り越えた先にある子どもの生き生きとした主体的な学びを放棄し、「うちの子はこういう性格だからこれでいいのです」と開き直って課題を乗り越えない状態になる方もいます。私も母親ですので他人に子どものことで何か言われた時の落ち込みはとてもよくわかります。開き直りたくなる気持ちもわかります。でも、それではせっかくのチャンスがもったいないのです。ピンチはチャンス。向き合えば必ず道は開けるのです。

 

内にこもって結論付けてしまわずに、どんなアプローチが良いのかぜひ相談しながら経験を自信に変えていってほしいです。

 

 

 

 

 

終わりに

幼児期の学びの大切なポイントは適切なサポートと見守りです。子どもが一人でできるようになるためにサポートする必要があるし、時に失敗することがわかっていても見守る必要があります。先回りしてやってあげたり、答えを教えてあげることがサポートではありません。この匙加減がよくわかっていらっしゃるご家庭は問題ありませんが、初めての子育てであったりするとなかなか難しいものです。

 

だからこそ、幼児教室と2人3脚で乗り越えることにより、お子様と保護者共に大きく成長できるチャンスであると思っています。それなりの月謝を払って通う幼児教室です。受験だけにかかわらず、今後の子どもとのかかわりのポイントをしっかりと教えてくれる教室が良い教室だと思います。

 

 

 

昔までのペーパー重視のお受験の時代が終わり、どこの学校も子供らしく何にでも興味を持ちバランスの取れた子に入学してほしいと言っています。

 

特に今は情報が溢れている時代ですので、親も子どもも頭でっかちになりがちです。

 

ペーパーだけが出来てもダメ、ご家庭の流儀を押し通すだけもダメ、どんなバランスがよいのかを幼児教室を通じて感じ取っていってほしいと思います。

 

キッズさくらカレッジ幼児教室

かおり先生

 

キッズのHPには千葉県私立小学校の校長先生や教頭先生のインタビュー記事があります。

千葉県の私立小学校にご興味がある方はぜひご覧ください。

学校インタビュー - 千葉県 幼児教室|キッズさくらカレッジ幼児教室 小学校受験 塾 (kidscollege.jp)

 

 

 

キッズさくらカレッジ幼児教室

 

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