9月22日 8時30分過ぎ


予定より30分遅れで出発。

まあここは予定通りと言ったところであろう。

遠出の旅行の久しぶりさに、ついつい準備不足のまま当日を迎えてしまった。

しかし、今日、出発出来たことに喜びを感じなくてはならない。

なぜなら、9月の1週目に息子が高熱を出し。

さらに2週目に私がその風邪を受け継ぎ。

珍しく咳きが止まらんなぁ~。。。と思ってたら、その風邪をバージョンアップさせ息子に返し3週目を迎え。

その3週目は、奥さんと息子のW風邪+自分自身もなんか怪しく症状が出始める。と言った、20日間程、家族仲良くウイルスを共有し、一旦収まったかに思えた息子も、前日前々日とぶり返すといったてんやわんやの騒動が勃発していた。

しかし、やはり私に似たのか、当日は今月1番の絶好調振りで復活の朝を迎え、少し持て余すほどであった。


無事出発したものの、出来れば遅れを取り戻したいと考える私は、川内ICまで渋滞回避のために山越えの道をチョイスする。

内宮→鷹子抜けの山道は相変わらず険しい。

そんな中、後方でチャイルドシートに座っている息子が、チャッチャ、チャッチャと数分置きにお茶を要求してくる。

チャッチャマンと化した息子に激しく揺れる車内でお茶をあげることは不可能に近い。

なので、出来るだけ早く峠を越え、コンビニで一旦休止しようと思いスピードを速める。

しかしこの事で甚大な被害が出てしまう。

なんと、奥さんが車酔いしてしまったのだ。

そして実は私も少し気分が悪くなってしまった。

そんな状態でコンビニに着き、朝食を買って備え付けのベンチで食べ、小休止し、予定より更に30分ほど遅れ、大きく出鼻を挫かれる事態となった。

まあしかし、16時のチェックインは遅らせばいいだけだし、プランは考えているが、無理して行かねばならぬほどではない。

今回の旅のメインは、神戸のプレミアムアウトレットと温泉旅館でリラックスである。

この2つを達成出来れば問題なし。

そう思い直し焦ることなく高速道路へ向かった。


シルバーウィークとは言うものの、四国の高速道路は比較的空いていた。

しかし、徳島道も高松道も途中から1車線になる。

どんなに空いていても、この1車線区間でどの様な車に前を走られるかで大きく変わってくる。

そして高速七不思議のひとつ、今までゆっくり走ってたのに登坂車線になった瞬間アクセルを踏込む現象に悩まされ、スピードメーターを見てないのか、それとも能天気なのか、上り坂に入ったらやたら減速したまま走る車に悩まされながらなんとか選んだ徳島道を進んで行く。

息子の機嫌が良かったことも助け、12時過ぎに淡路SAに到着。

ここで昼食を済ませることにする。


皆さんは、サービスエリアの食事をどの様にお考えだろうか?

せっかくの旅、おいしい物を食べたい。その気持ちは十分理解出来る。

ただ、それをサービスエリアに求めてはならない。

場所によって値段はその辺の店の20%増し。

だいぶチカラを入れている所も増えていると聞くが、味のみを追求するなら、時間調整し、旅先の飲食店で食事することをお勧めする。

でも我々はサービスエリアで食事をする。

それは味をまったく求めていないからだ。

ざわついた店内。

出入りの激しさ。

とてもゆっくり食べる環境ではない。

しかし、その混沌とした環境こそが、子持ちの家族にとってアドバンテージとなり得るのだ。

そして我々はそこでの食事を栄養補給と割り切っている。

タイムスケジュール的にPAかSAでの食事がベスト。

ならパパッと行こうじゃないか。

そして、離乳食も気兼ねなく与えれる環境。

我々の様な子連れにとって、ここの食事とは非常にコストパフォーマンスに優れたものと変貌を遂げるのだ。

奥さんはビギナーなので、ラーメンなるものを啜っていたが、私のような玄人になると大人しくカツカレーを注文する。

そしてただ胃を満たすのみ。

間違っても大盛などは頼まぬよう。

小腹はそこそこ空かして旅するのが、上級者の嗜みである。





人人人でごった返すSAでくつろぐ気も無く、早々に目的地へ向け出発。

まあここまでは正直ナビなしで来れる。

しかし神戸についてからはまだナビなしで目的地へたどり着けるほどの土地勘はない。

ここでスマホのGoogleマップを起動さす。

車搭載のナビは、どうもわかりにくいため最先端の地図システムを誇る方に信頼を置くことにした。

が、しかし、車線の説明がわかりにくく、またも遠回りし、余計に高速代を支出し、道路公団の財源確保に一役買ってしまった。

ここ最近賢者の心を手に入れている私は、こんなことで腹を立てることなく、ゆっくりとプレミアムアウトレットを目指す。

着く直前に、さすがの渋滞にはまりはしたが、14時過ぎに無事到着。


ただひとつ旅の誤算を挙げるとすれば、この気温の高さだろう。

前々日、大歩危小歩危にキャニオニング・ラフティングに行ってきたが、ポロシャツ・短パンで震えて過ごした。

その経験もあり、それなりに厚着してきたのだが、それが大誤算。

汗が止まらない!

なんたる気温の読みにくさ。

しかし私は、せっかくいい旅館を予約し、それなりにセレブ感を堪能するためにジャケットを松山から持って来ている。

それを車の飾りにして松山ー神戸間を往復する訳にはいかない。

それにショッピングは、クーラーの効いた店内を入ったり出たりするため涼しいはず!

そう思い、奥さんの制しに耳を貸さず、ジャケットを羽織りエレベーターへ向かう。


エレベーターは渋滞。

こちらはベビーカー+2人。

待つ時間が勿体無く感じ、屋上駐車場5Fから階段で降りることを決断。

ベビーカーと息子を抱え1階に着く。

そしてアウトレットに入る。

一発目の店、全然クーラーが効いていない。

歩く人々は皆半そで。

私は大人しくジャケットを脱ぎ、ベビーカーにそっとかけた。

一瞬の判断ミスが致命的な事態を起こす。

それは常々言い聞かせているが、久々の旅で気持ちが浮ついていたため、足元をすくわれることとなった。


結構序盤から息子はベビーカーを拒否。

よく考えれば、今日は1日座りっぱなしだ。

なので軽く運動させてやろうと思い、まだ1人歩き出来ない息子の両脇を抱え、よいよいよい。と声をかけ歩く練習件運動をさす。

普段、裸足で狭い室内でのよいよい、しかし今日は、広い野外。

そして靴を履いて、普段味わえないようなシチュエーションでのよいよい。

息子のテンションに火を点けてしまった。

抱っこしても、よいよいよいと息子が声をかけ、早く下ろせとせがみ、当然ベビーカーも5分と立たぬうちに乗車拒否を始める。

これが世に言う、よいよい確変。

人人人とごった返す敷地内、または店内を前向き・後ろ向きと重心移動させながら歩いては、抱っこ。

歩いてはベビーカーを繰り返しながらショッピングを続ける。


今回のアウトレットの第1ミッションは、約10年使い続けた仕事用のサイフを買い換えること。

あくまでも仕事用のため、あまりいいのを持つ必要はない。

そこで思いついたのがコーチ。

アウトレットでのコーチの安さはハンパない。

何故安いのかという事は野暮なのでここでは触れない。

周知の事実と私は信じている。


店舗前に着くと、少し列が出来ている。

案の定大混雑のようだ。

息子は奥さんに抱っこされ、私はベビーカーを押して目的の場所へ。

ベビーカーを押す私は、自慢のフィジカルを発揮出来ず、我先にと商品を物色するお客たちに割って入って行くことが出来ない。

もどかしく感じながらもなんとか品定めしながらサイフを探す。

まったく集中出来ないため、半ば諦め無難な商品を手に取りレジに向かう。

すると、店員さんと奥さん+息子が談笑していた。

近づくと、あれお父さんですか?と尋ねなれた。

やはり息子と私は似ているのだなと再確認した。

店員さんはどうやら子供好きらしい。

気に入ってもらえた息子はどうやら照れている。

それを横目にレジを済まし、混沌とする店内を後にする。

その際、息子を可愛いと言ってくれた店員さんに、またすぐ来て下さいね。と言われた。

なるほど。

そういう事か。

すべてを察した私は、笑顔で会釈し、店を後にした。


時計を見ると、すでにチェックインの時間寸前だったので旅館に遅れると電話をいれる。

この細かな気遣いは、紳士のマナーである。


ここで六甲山展望台での夜景観賞プランは潰えた。

まあそれは次の機会にとってき、時間に縛られることなくショッピングを続けることにした。


奮発して奥さんの服も買ってあげ、息子の秋・冬の服も買い、なかなか満足行くショッピングが出来た。

そのせいなのか、よいよい確変に満足したのか、息子はかなりのハイテンションでベビーカーに乗っている。

そのハイテンション振りに、行き交う人も2度見する始末。

私の腰がレッドゾーンに突入しているという事実も添えておく。


さてさて旅館に向かいますかと、携帯のナビを起動さし出発する。

もうすぐ午後5時。

どうやら帰宅ラッシュのようだ。

そんな渋滞の中、ナビは北やら南やらと私を誘導する。

よく知らない土地で東西南北などわかるはずもないだろうに、それともしっかり予習復習してきとけという事なのだろうか。

ことごとく選択肢を外し、挙句の果てに電話もかかってきてナビが遮断され、気づいたらフルーツフラワーパーク入り口に来ていた。

入場無料らしい。

果たして旅館には何時に着くのだろう。。。