先日、弊社から一枚のプリントが配布されまして、珍しいな、なんて見てみてると
「スタンダードプリコーション」とは、看護師さんが学校でまず最初に学ぶことだそうで、聞きなれない言葉だったけど、最近世間をさわがしているコロナウイルスに関係してるのかなと、ピンときました。
読み進めていくうちに、これを知識としてとりいれて、なおかつ実行することは今の時点でみんなが簡単にできる最善の予防になるのではと思いました。
実際には医療現場での必要事項が大半をしめた内容ですが、ピンク色でマーカーをつけた箇所は実際に日常生活でも役立ちそうなので、意識して読み進めてもらえたらと思います。
スタンダードプリコーションって何 ?
感染症の有無にかかわらず全ての患者を対象に、下記のものを感染の可能性のある物質とみなし、対応する予防策のこと。
- 血液
- 傷のある皮膚
- 粘膜
- 汗を除くすべての体液 (タン、排泄物、膿、胸水、腹水 )
スタンダードプリコーションを実践することで、未知の病原体からも感染を防ぐことができます。
予防の具体的な方法
- 手洗い
- 手袋の着用
- 咳エチケットの実践
- その他の防護具の着用 (マスク、ガウン、ゴーグル)
手洗い (手指消毒)
すべての医療行為の基本となり、感染防止に対して一番大きな役割を果たします。
洗い残しが起こりやすい箇所
- 親指
- 指の付け根と間
- 指先
- 手首
手洗いの方法
- 目に見える汚れがある時 ( 血液や体液で汚染された時 ) → 「石けんと流水」できれいに洗う。
- 目に見える汚れが無い時 → 擦式アルコール製剤 「ヒビスコールSジェル」を使用する。
手洗いの種類
| 種類 | 方法 | 場面 |
| 日常的手洗い | 石けんにて10~15秒簡以上洗浄 | 排泄後、食事前、手袋をはずした後等 |
| 衛生的手洗い | 石けん 擦式手指消毒薬等にて10~15秒間以上て指をこすり洗いする | 傷や粘膜に接触する前後、感染または保菌患者に接触後等 |
| 手術的手洗い | 石けん等で120秒間以上ブラシでこすり洗いするか擦式手指消毒薬等で120秒間以上すりこみ手指しょうどくする | 手術前 |
手洗いの基本
- 手袋装着の有無に関わらず、血液、体液、分泌物、排泄物に触れたときは手指消毒を行う。
- 患者様と接触する前後や手袋を外した直後、また、同一患者であっても、異なる処置を行うときは擦式手指消毒を行う。
- 手袋を破損させないため、指先を完全に洗えるように爪は短くしておく。
手荒れの防止
荒れた部分に細菌が定着し、交差感染をおこすので以下に留意する。
- 手荒れや手に傷がある場合は手袋を着用する。
- 皮膚の除去につながる温水の使用は避ける。
- 十分な水で石鹸を完全に洗い流す。
- 強くこすらないように拭き、完全に手指を乾燥させる。
- 日頃からハンドクリームやローションでハンドケアをする。
咳エチケット
咳、くしゃみのときは口を覆い、その後手洗いを実施する。
手袋の装着
- 体液、血液、傷のある皮膚や粘膜に接触する可能性のある場合は手袋を装着する。
- 異なる患者様を処置するときは手袋を交換する。
- 手袋を外すときは汚染面に触れない。
- 同一患者様でも、汚染された手袋のまま次の処置をしない。
- 手袋は手洗いの代用にはならないので、外した後は手洗いをする。
その他の防護具の着用
- 血液、体液が飛散、跳ね返るなどの可能性や、接触感染予防が必要な微生物が検出されている患者様の処置等時に着用する。
- 眼鏡をかけていてもゴーグルは必要。
まとめ
- 配布物の内容をまとめると以上ですが、医療従事者でも何でもない私でも、覚えていたら役に立ちそうだと思いました。
- 実際には医療現場は注意事項も多くてなかなか大変なお仕事なのが伝わってきました。
- また、マスクや消毒よりも石けんでの手洗いが最も有効だそうで、洗い残しが発生しやすい、親指、指の付け根、指先に注意して手洗いを徹底しましょう。
