はい S・KIDくんです。
今回はシリアルNo.のお話です。
古いゴルフクラブには、ウッド・アイアン共に個々ユニークな番号が
刻印されていました。
画像はメイ①くんのNo.です。アイアンはセルの後側にあります。
CI22506 と刻印されています。これがあることで1セットごとに
ユニークであることがわかり、なんだか高級感がありませんか。
このクラブは80年代前半に製造されたもので、スポルディングの
他のモデルにも同じタイプの番号が見られます。たとえば、ネット
検索で見つかるGノーマンが使用していた、トップフライトの画像も
CIから始まるNo.が刻印されています。
こういった番号には何らかの法則があるだろうと、KIDくんの独断で
分析してみました。
まずCIとは何でしょうか。考えられるのがモデルごとではないのか
ですが、Gノーマン使用とされるトップフライトの画像は、白抜き
ではなく、PROFORGED モデルと同じひげタイプで、また白抜きも
Custom MadeとCustomCraftedにもあることから、モデルごとでは
ないことがわかります。
次にメーカー名イニシャルはSなのですが、スポルディング社の創業
した場所が、マサチューセッツ州(Massachusetts)のチコピー(
Chicopee)であることから、CIとは(Chicopee Industry)の頭文字
である可能性が高いと考えています。(KIDくん独断ですが)
メイ①くんのNoはCI22506ですが、明らかにそれより前の製造(
さらに古くは、アイアンのホーゼル部分に丸いピン止めのような部品
を差し込んであるタイプ)と思われるものに、CI2000nのNo.がある
画像があり、メイ①くんよりも2500番ほど若い番号であることから、
CIの後数字5桁は製造番号の単純加算かと思われます。
次に、
右がメイ②くん、左がクラくんです。
1980年代後半から、セルからシリアルNo.がなくなり、変わりに
シャフトに画像のようなハチマキが巻かれるようになりました。
セルに番号を刻印することは手間暇と経費がかかり、またこの時代
から、プレシジョンとよばれたシャフトや日本製・カーボンシャフト
等々と、オリジナルからリシャフトすることが少なからずありました。
リシャフト時にはセルも取替えることから、セル刻印の意味が薄れた
こともあるのではと考えられます。
画像のNo.は、
メイ②くん CBI-00004289
クラくん CBI-00004328
いずれもMADE IN U.S.A.となっています。
CIがCBIに変わりましたが、Bの意味は未分析です。
スポルディングのアイアンNo.はCI以外にも多種多様あるようです。
また、この時期はクラくんのように、限定〇○セットのように別の
シリアルNo.付きモデルも各メーカー含め販売されていました。
でもやっぱりセルNo.付きに高級感がありますね。
to be continued...