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月の裏側

身近に起こった不可解な事柄をフィクション、ノンフィクション織り交ぜてお届けします。

私は元々は自営でやっていたが、ここ10年近くは訳あってサラリーマンと呼ばれる会社員として生きている。
会社はそこそこの大手で知名度もそこそこの規模だ

自営からサラリーマンになった時は月末の金の算段もしなくていいし、なんだかとてもぬるま湯に
感じたものだが、最近はとても精神的につらくなっている

事件が起きたのは今日の朝だ

私の会社では個人情報の漏えいを防ぐため、顧客情報などの書類は個人向けのメモにいたるまで
かならず、鍵のかかったロッカーを経由して各自に渡すシステムになっているのだが、

朝、私がロッカーのカギを開けると何種類ものいつもの見慣れた書類に紛れ

あきらかに、フォーマットの違う一枚のコピー用紙が入っていた

そこには明らかに社内のやり取りの内容と違う

文体


いきなり命令口調

通常では知り得ない社内上層部の情報


最終的に書かれている内容は



社内でうごめく陰謀、

こざかしい根回し

要するに私の周りにそういう動きがあるので

原因を追及し

動け!


そんな内容だ


は?


知らないよ

怪文書を書いた主は私になにか期待をしているのか?


それともエンターテイメントを楽しんでいるのか、よくわからないが

きっと

何か動いていくんだろうな。