病院では決して教えてくれない「糖尿病の治し方」

連載:第7回


皆さま、こんばんは。

現代社会・現代医療では、「糖尿病」をどんな病気(存在)と認識しているのでしょうか?

糖尿病は、尿が甘くなる病気でした。
糖尿病は、血糖値が高くなる病気でした。
糖尿病は、「インスリン」が分泌されなくなる病気でした。
糖尿病は、「インスリン」の効果が悪くなる病気でした。
糖尿病は、「インスリンの分泌低下」と「インスリン抵抗性」が混じった病気でした。
糖尿病は、後天的な遺伝子の病気でした。

もう少し、時代が進んで、科学(化学)技術が進歩すると、糖尿病の捉え方も進歩(変化)してきました。


Q:糖尿病とはどんな病気なのでしょうか?

7. 糖尿病は炭水化物の過剰摂取によって引き起こされる「汚染された体内環境の状態」です
糖尿病とはどんな病気なのか?を1から6まで時代の流れに沿って、観てきました。そして、結局糖尿病と呼ばれている病気が、どのようにして引き起こされるのかを、栄養の観点で観てみると、炭水化物の過剰摂取によって、引き起こされていることがわかってきました。 
現在、成人の日本人の栄養摂取カロリーは、熱量で換算すると、1日2000キロカロリーから2600キロカロリー程度です。そのうち、60%以上を炭水化物、残りを、蛋白質で20%、脂質で20%程度摂取しています(日本人の食事摂取基準から抜粋・改変)。 
炭水化物とは、摂取すると、体内でブドウ糖(グルコース)に変化して、血糖値を上昇させる栄養です。エネルギー源として使用されないブドウ糖は、脂肪として脂肪組織に蓄積され、体重増加・肥満の原因となります。
過剰な炭水化物を摂取することで、エネルギー源として消費しきれないブドウ糖が血液中にあふれてしまい、血糖値が急激に上昇します。急激に上昇した血糖値を下げるために、膵臓のインスリンをだす細胞が、よりたくさんのインスリンをだす必要にせまられます。
炭水化物の過剰摂取が、毎日くりかえされることで、インスリンの分泌低下、肥満にともなってインスリンの効果が悪くなり、1から6の糖尿病とよばれる病気が顕現化してきます。
つまり、糖尿病とは、炭水化物の過剰な摂取によってひきおこされる「汚染された体内環境の状態」であるといえます。