ネタ提供ありがとうございます。
メッセージにご質問をお送りいただいたのであるが
最近、メッセージをとんと見ていなかったことを
この書面にて謝罪いたします 深々。
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Q.
先日、開腹手術で子宮と卵管をとりました。
入院中の採血でヘモグロビンが
14だったのが8になってしまい
鉄剤を服用してました。手術時の出血は60gです。
退院後も14日鉄剤服用しました。
退院して15日後の朝、立ちくらみと頭痛がありました。
熱中症かと思い対策しましたが
その時は回復したので外出したら
血の気が引く症状があり市販の鉄剤を服用しました。
オペしてもらった病院に連絡したところ、
熱中症か貧血がわからないから
内科に受診してくださいとのことでした。
かかりつけ内科が休みで、
紹介元の産婦人科で診てもらい
術後出血があるとのことで、
鉄剤を処方してもらいました。
2日経ち、貧血のような症状はなくなったのですが、
手足が少し痺れ頭が気持ち悪い感覚があります。
自律神経の乱れでしょうか?
A.
貧血のせいだと思いますけどなにか(はなほじ)。
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人のいいマダムが
何も知らないのをいいことに
手術した病院が好き勝手言ってますね。怒
術後の体調不良
血色素量が8まで下がれば
そりゃあるわな。
なーーーーーーーーーーにが
内科に行ってください。
ですか怒
どの口が言うかこの口か~~~~~~~~~
クスコ突っ込んだろか。あ?
という気持ちでいっぱいです。暴力的
お尋ねのマダムがお世話になった病院なので
あまり悪口も言えないが(え?)
血色素量が14から8に下がったのに
カウントできた出血量が「60g」というところに
その病院の医療レベルの低さが見て取れる。
言っちゃった!!てへ♥
もちろん、術中の出血量を正確にカウントするのは
至難の業ではあるので、
ある程度の目分量(どんぶり勘定ともいう)と
経験則でおおまかに見積もっていくことにはなりますが
明らかに14→8は下がりすぎですし
その数値を知っている(はずの)担当医は
やきもき&心配していて当然なところです。
それを熱中症かも内科に行けって
乱暴な診療にもほどがあるYO
暑い夏、とはいえ
なんでも熱中症で
かたづけんな!!
内科のセンセも迷惑です。
ここで皆さんに簡単な算数の計算を提示いたします。
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お題:
体重が50キロのマダムがいます。
術前の血色素量は10g/dlでした。
術後血色素量が8g/dlまで下がりました。
どれくらい術中に出血したでしょうか。
*体重当たり、70ml/kgの総血液量と仮定します。
答え:
まず、このマダムは
50㎏x70ml/kg=3500ml
おおよそ3.5Lの血液量がもともとおありでした。
術前には10g/dlの血色素量でしたので
1g/dlあたりでは
3500÷10=350mlの血液量ですね。
術後は8g/dlまでさがりましたので
350x(10-8)=700ml
つまり大雑把に、術中700mlの出血があった、と
換算できます。ひー
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実際には術中には点滴をして血液が薄まっていたり
体にむくみが出たりしていて
この数値に変動はありえます。
経験上、この方法で計算した結果より
若干出血量が少なめのイメージ。
いちいち体重やら点滴の量やら
考えないといけないのが面倒で(←をい)
小柄な人:血色素量1g/dlあたり200ml
大柄な人:血色素量1g/dlあたり250ml
で、ざっと出血量を考えるようにしております。
これが実測値とよく当たるんだよなー。
つまり、上記のマダムをこの計算式に当てはめると
小柄な人を想定しても
ざっと200x(14-8)=1200ml!!!
の出血があったとの結果になってしまいますね。
先日、「どれくらい出血したら死にますか」の
お答えに照らし合わせると、
1L出たら人間は死にそうになるわけで
1.2Lって
お前はもう死んでいる
(北斗の拳)
という結論になりかねません。
・・・ご無事でしたか?
しかも、この結果はつまり
「カウントできていない多量の血液
どこ行った?」
という新たな恐怖が発生する。ひいいいいい
ホラー~~~~~~~~
単純に考えて、
まだマダムの腹の中に溜まってる?
と想像せざるを得ないため
体調不良をマダムが訴えているなら即、
外来に呼び寄せ、採血をし、エコー検査をし
CTの一枚や二枚や三枚を撮影せねばなるまい・・・くう
自律神経の乱れでしょうか?
というマダムの良識がいじらしい。
場合によっては即日再入院案件。
ご本人の一日も早いご本復をお祈りいたします。