ホンマエエ。ホンマエエわこれ。ホンマ名作劇場の
中でも典型的名作劇場ですわ。貧困ゆえに売られては
シバかれ働いてはシバかれ、シバかれてなんぼの名作
劇場やったろかいやの精神で最後は己の力で未来を切り
開く、名作劇場の中の名作劇場。それゆえか他の典型的
名作劇場の小公女セーラが友情出演してたり、家なき子
レミをオマージュしたキャラが出てくる回があったり、
アルフレドがフランダースの犬のメロを彷彿させたり
するのは、ロミオが名作劇場の集大成と言わんばかりで
ある(いやちゃうやろ)、、、ホンマ、恵まれとるくせに
やりたい放題のトム・ソーヤーとか一回ロミオにシバ
かれなアカンわ。とにかくこのロミオの青い空、まず
曲がイイんです。主題歌はこのストーリーにこれでもか
という程に合致していて、それでいてエンディングは
白き小動物が飛び跳ね明るくポップな曲調で、過酷な
物語の中にあって暗い気持ちで終わらない工夫があり、
何よりナレーションが臨場感を与えてくれて、物凄く
感情移入できるんですよ。しっかし気になる部分が一点。
やくざみたいなグループが嫌がらせにくるからこっちも
組織作っで応戦じゃ!話し合い何のその、パンチ・キック
当たり前、こうなったら決闘申し込んで戦争じゃて、結局
ミラノくんだりまで来て仁義なき戦いか?対話で解決
とか争いを回避しょうちゅう発想が全くゼロやないかい。
もう最初からやられたからやる、暴力には暴力、飛び蹴り
ヒザ蹴り何でもこい、そういうのを広島死闘編いうんじゃ。
アカンぞ。それはアカン。まあでもね、男児なんて喧嘩で
学んで喧嘩で友情を育むもんですよ。それが現実、従い
ロミオの青い空に限って仁義なきを認めようじゃ御座い
ませんか。でも現実というならば、過酷で半年後に戻って
来た者は居ないとか言ってたのに、アルフレド以外は
普通に帰郷したし、途中の黒い兄弟の活動とて割と自由
に行動出来て、命の危険を伴う仕事の割に大怪我もせず
全員すす汚れも無く小綺麗なのは気の所為か?まあ良い、
普通なら初っ端からアニータ、アンジェレッタ、ニキータ、
ビアンカと立て続けに可愛い子に囲まれてムカつく所を
(んな事でムカつくな)全くムカつく所か応援までしたくなる
主人公はこのロミオだけ、それ位おすすめする名作ですよ。