こんばんわ トマトクリエイション KICK です。
雪はいつまで降るのだろう。
さて、観光をクリエイトする。第2弾!
第6回温泉川柳コンテスト結果が発表されました。
当選された方おめでとうございます。
http://www.akinomiyaonsen.jp/senryu/mailform.html
温泉川柳コンテストに眠る秘話です。
これも送られてきたいくつかの手紙によって知ることができるのですが・・・。
ある仙台に住むの80歳前後の男性。
「この間は当選句をわざわざ送っていただきまして誠にありがとうございました。温泉1つの中にも様々な人生がありますね。私は定年退職してから、ずっと豆本をつくることが趣味でした。豆本は普通の人はあまり知らないと思いますが、小説と違い手作りでできる世界に1つだけの本です。その中には自分の好きな言葉や文章を書くことができて、それはそれは私にとって楽しいものでした。しかし、つい3年ほど前、大病を患いまして、豆本がつくれなくなってしまいました。目も見えずらく、手もうまく動かせなくなったのです。それから毎日、それまでつくったものを眺めては、ため息をしておりました。そんなときこのコンテストを新聞で知りました。私は自分で川柳などは考えることはできませんが、その内容に何か惹かれるものがありました。そして、無理をいって当選された句を読んでみたくて、お願いして送ってもらったのです。・・・豆本をつくりたくなりました。この句を写したくなりました。昔のようにはうまくつくれませんでしたが、送付したものは私が時間をかけてつくったものです。おそらく私にとって最後の豆本です。無様なものかもしれませんが、どうぞ皆さんで見てみてください。」
無様なものではありませんでした。確かにあちらこちらに苦労されている箇所はありましたが、間違いなく丁寧につくられたものです。川柳は書く人だけではなく、読む人にもドラマをつくるものだと、初めて知った手紙です。これも第2回か第3回目のものですので、多少文章が違っているかもしれまんせんが、実際のものです。
世界に1つだけの温泉川柳豆本。
心を動かした世界に1つだけの豆本。
人間のドラマを演出できる。
観光の舞台には得てしてそういう場面、場面がありますが、こういう想いを手助けできる。
ビジネスばかりではない、まさしく「絆」を生むのが観光。