嵐にまみれて ~嵐妄想小説~ -2ページ目

嵐にまみれて ~嵐妄想小説~

にのあい 磁石 末ズ 大宮 LOVE♡
いつでもニノちゃんが主役♡
BL妄想小説にご理解ある方のみご覧下さい。 

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高校に入学した15の夏
年の離れた弟達が生まれた



その晩は 珍しく父ちゃんが早く帰ってきて 
家族全員で晩飯になった 

もともと口数の少ない俺と
思春期真っ盛りだが 
頭が良すぎてバカなまねができない二郎は
家族がそろったからと言って
特段饒舌になるわけでも無い

小学校に上がったばかりの三郎が
ひらがなのあとおがごっちゃになることや
新しくできた友達と2+3について
話し合ったことなど
フンフンと聞いていた

そんでね 
リンゴは全部でいくつ買いましたか?って
先生が訊いたら キミちゃん6個って
答えたの 
そしたら×になっちゃった
でもキミちゃん
5個もリンゴ買ったんやったら
1個サービスで付けてくれてもええやん
そんで6個だって
こっそり僕に言ってた
ジロちゃん 2+5は6になる?


算数じゃならねーな


でもキミちゃんが間違ってるとも
言い切れねーぞ


いっちゃんジロちゃんむずかしいよぉ!!
どっち???



三郎の話を楽しそうに聞いていた母ちゃんが
急に腹が痛いと言い出した 

パンパンに膨れ上がった母ちゃんの腹は
今にも破裂しそうに見える

デカ腹の母ちゃんを見るのも今度で2度目 

二郎が生まれたときのことは
俺も小さすぎて覚えてない

それでも父ちゃんは アワアワと車を出して
母ちゃんを病院に連れてった


俺達兄弟はソワソワ落ち着かない気持ちと
心配を抱え新しい命の誕生を家で待つ


こんな夜は遅々として時間が進まない…


三郎は不安なのか俺にピッタリくっついて
テレビを見ていたが
いつもの時間には眠ってしまった 
細い体をソファーに横たえ
でっかいバスタオルを掛けてやる


高校受験が控える二郎も
リビングに問題集を持ち込み
カリカリ鉛筆を走らせていたが 
ふと気づけばテーブルに突っ伏して眠ってる


カチカチ時計の針が時を刻む 
もう少しで日付が変わるな

父ちゃんからの電話はまだかかってこない


リビングで眠る弟達を見ながら
スケッチブックに鉛筆を走らせる

少女のようにまろい輪郭の二郎は
起きれば男っぽい頭脳明晰の理論派 
ぷっくりとした紅い唇からは
弾丸のように言葉が飛び出す


逆に穏やかで優しい性格の三郎は
ほっそりと小柄ながら
すがしい少年の面構えだ


生まれてくるのは妹か弟か?
どんな子だろう?

そんなことを考えながら 
弟達の睫毛の1本1本まで正確に写し取る

二郎のよだれも描くべきか…
練り消しに手を伸ばしたとき電話が鳴った

慌てて出ると父ちゃんからで
生まれたよ!元気な男の子だ!とのこと 


あははまた男?
じゃあ名前は四郎で決まりだなと
電話越しに笑った 

時計の針はとうの昔に日付を超え
もうすぐ電車も動き出す早朝だった






翌日弟達を連れて病院に行くと
母ちゃんは赤ん坊を抱いていた…2人も


え?…母ちゃん?


あー!赤ちゃん2人いるぅーー!!!


三郎が飛び跳ねて
母ちゃんの抱く赤ん坊をのぞき込む


兄さん教えといてよ!双子じゃん!
ビビったぁ♪くっそ可愛いね母さん


クソはやめなさい二郎 


そーだよジロちゃん
こんなに可愛い赤ちゃんに
うんちって言わないの! 


はいはいごめんなさいねサブローさん 


ジロちゃんはいは1回だよ


はーい


…父ちゃんも母ちゃんも笑ってる  


きょとんとする俺に
母ちゃんは俺の目を見てニッと笑った


父ちゃんにジュース買いに行くから
ついてこいと言われた


自販機の前で父ちゃんに 
今夜説明するから二郎達には
何も言うなと口止めされた 


それから3年後
不慮の事故で母ちゃんが亡くなり
真実を知ってるのは父ちゃんと
俺だけになった










本来 四郎の名前をもらうはずだった弟は
五郎の名前が与えられ
泣き虫だけど真っ直ぐな頑張り屋に育ち


四郎の名を与えられた弟は
天邪鬼ながらしっかり者に育った







2人が成人したら話そうと親父と約束した