5月18日。
去年直腸にガンが見つかり手術した母。
人工肛門になり、リンパに転移も見つかり、入退院を繰り返しながら抗ガン剤治療を続けてきた。
もともと痩せていて食の細い母は、
抗ガン剤治療の副作用から食欲不振になり、体重が6㎏も落ちてしまった。
髪の毛もみるみるうちに抜け落ちた。
どんなに歳を重ねても、心は女。
お見舞いに行く度に、髪が抜けることを気にしていた。
そんな母を支え続けた父。
母が入院している時は、毎朝7時には家を出て病院へ向かう。
夜夕食の片付けをしてから家に帰るまで、母の側を離れない。
新聞を読みながら居眠りしたり…と、特に何をするでもないが、ずっと母の側に付き添った。
退院して母が家にいる時は、抗ガン剤の副作用でベッドから起き上がれない母の代わりに、洗濯や掃除をしていた。
これも副作用の一つで、冷たい物を触ると、指先と喉に痛みや痺れが走ったり違和感があり、台所に立てない母に代わり、食事の用意、後片付けなど、一切の家事を父がこなしていた。
そんな父は、母の体調が一日でも早く良くなるように、そして病気が完治するように、朝晩欠かさず仏前に長い間座り拝んでいた。
そして、髪が抜けることを気にしていた母のために、カツラを用意した。
カツラをかぶると、歳のせいもあるが、血の気のない痩せ細った母の表情がみるみる明るくなり、それまでよりもずっと若く元気な母に変身した。
私達家族も弟家族も、実家から離れて暮らしていて、仕事や子どもの学校があるため、そうそう頻繁には帰ることができなかったが、時間がある時は母のお見舞いに行った。
父も私達兄弟も夫も子ども達も、誰もが母の病気が治るように祈った。
そして、先月お見舞いに行くと、
抗ガン剤治療が終わり検査をしたところ、ガンがなくなったので人工肛門の閉鎖手術をする事が決まったと父が話してくれた。
ガンが見つかった時、手術の時、リンパの転移が分かった時。
心配で心配で、父と弟と涙を流した。
あれからずっと、母が元気になるように祈ってきた。
祈りが通じた。
辛い副作用に耐えた母の頑張りと、側でずっと支え続けた父の祈りが、ガン克服という道に繋がって本当によかった。
そして5月16日、人工肛門の閉鎖手術が無事に行われた。
術後の痛みがあるようだが、医師の話は順調に回復しているとの事。
明日は土曜日。
子ども達が帰宅後、泊りがけでお見舞いに行くことに。
週末仕事で一緒に行けない夫に、晩ご飯のおかずを用意。
・鶏の唐揚げ
・竹の子とふきの炒め煮
・こごみのキムチマヨ和え
・ほうれん草のサラダ
