「明日」が、楽しみだったの。
また会えるんだって、嬉しかったの。
まさかって思った。
嘘だと思ってた。
いつもみたいに、私をからかってるんだって。
冗談を言ってるんだって・・・。
携帯を投げ出して、家を出た。
走って、走って。
頭に浮かぶのは、アイツの笑顔。
私をからかって困らせて、怒らせて。
本当、ムカつく奴で。
でも、私が元気のない時は心配してくれて。
「どうした?」って聞いてくれて。
私が俯いて何も言わずにいたら、黙って頭を撫でてくれて。
隣に・・・傍にいてくれた。
「また明日な」って言って、笑ってたじゃない。
いつもみたいにからかって、私を困らせて、怒らせてくれるんでしょ?
元気なくて俯いてたら、頭を撫でてくれるんでしょ?
ねぇっ・・・。
『笑ってよ・・・っ』
握りしめた貴方の手は、冷たかった。
chamaです。
一作目がこれって・・・とか自分でも思ってるんですが、気分的にそうだったので。
つ、次は明るいので行きますので!!