Library-short story- -2ページ目

Library-short story-

短編小説を打って載せています。




「明日」が、楽しみだったの。

また会えるんだって、嬉しかったの。




まさかって思った。

嘘だと思ってた。


いつもみたいに、私をからかってるんだって。

冗談を言ってるんだって・・・。



携帯を投げ出して、家を出た。

走って、走って。



頭に浮かぶのは、アイツの笑顔。

私をからかって困らせて、怒らせて。

本当、ムカつく奴で。



でも、私が元気のない時は心配してくれて。

「どうした?」って聞いてくれて。

私が俯いて何も言わずにいたら、黙って頭を撫でてくれて。

隣に・・・傍にいてくれた。




「また明日な」って言って、笑ってたじゃない。

いつもみたいにからかって、私を困らせて、怒らせてくれるんでしょ?

元気なくて俯いてたら、頭を撫でてくれるんでしょ?



ねぇっ・・・。



『笑ってよ・・・っ』




握りしめた貴方の手は、冷たかった。










chamaです。

一作目がこれって・・・とか自分でも思ってるんですが、気分的にそうだったので。

つ、次は明るいので行きますので!!