時々テレビのCMで見かけるんだけど、ロック歌手みたいな人がステージで

『お金なんて関係ない』 みたいな事を観客に向かって叫んだ後に、

『奇麗事言いました』 って心の中でつぶやくんですよね。

結構気に入ってるんです、あのCM。

やっぱり、人生すべてにおいてお金が必要ですもん、この世に生まれたら出産費用、おむつにミルク、

幼稚園に入ってから大学卒業するまでにかかる教育費用、

当然ながら毎日欠かさず食費もかかるし、綺麗な服も着たい、習い事もしたい、買いたいものもある。

すべての事はお金が沢山あるかそうではないかによって、どんな学校に通えるのかも、

日々の食事の内容も、どんな家に住むことができるかも決まってしまうのが日本の世の中です。

そう、『お金なんかどうでも良い!』 なんて、僕にはやっぱり奇麗事にしか聞こえませんね。

ただ、幸か不幸か、個人的にはこの奇麗事が好きなんですよね、どうしようもなく好きなんです。

いいんです、『お前は奇麗事を言ってる』 って誰かに言われたとしても。

自分でも奇麗事だってわかってますから。

何をするにもお金は必要なんだって承知の上で、でもお金じゃ片付かないこと沢山あるし、

お金では手に入らないものも世の中には沢山あるって、そう思える気持ちだけは持っていたいです。

そうです。世の中はお金が全てです(断言)。でも、人間の全てがお金なわけじゃないですから。

僕の中の殆どの部分はお金で動いてますけど、ちょっとくらいはお金ではどうにもならない部分があるんですよ。