たとえば 70年間の人生があったとする
その人が生まれてからの69年間は
とても幸せな人生だったとする
良い家族 素敵な友人知人
愛する奥様或いは旦那様
そんな様々な人に囲まれ幸せに暮らした
でも そこから70才までの1年間は
友人全てに裏切られ家族にも捨てられ
伴侶さえも消えて 孤独に不幸な最期となった
この人の人生は幸せだったと言っても
良いのだろうか?
僕にはどうしても不幸な人生だったと思えてしまう
確かに 人生の中のある部分 ある期間は
幸せを感じただろう事に疑う余地がない
でも もし僕の一生がこの通りだったとしたら
僕は幸せな人生だったとはとても思えない
僕は思う
生きている間不幸の連続だったとしても
考え方や生き方によっては
幸せな人生だったと言えるんじゃないかって
それに
波瀾万丈な人生でも
映画のようにハッピーエンドだったら
幸せと思える人生なんじゃないかって
そう考えると
何が幸せなのかわからない
そしてもうひとつ はっきり言えることがあるとすれば
自分を幸せだと思えない人には
どんなに良い人生を過ごしていようと
どんなに素敵な友達や家族や恋人に恵まれたとしても
一生幸せはやって来ないってことかな