2023年12月7日 遺族側代理人会見 質疑応答 聞き書き

 

 

 

 

 

朝日新聞の質問

この時期に会見を開いた理由

意見書を出すことは決めていたので、劇団だけでなくお知らせする意味

ラインを出す理由は

証拠はあるなら出してほしいという発言が劇団会見であったと聞いている。調査委員会に証拠を提出してと言われたので、出した。調査委員会から劇団にはその証拠は流れていない。だったら劇団にこちらから証拠を出そうということ。もっといえばここに出していない証拠も劇団には出してある。

 

診療所は診療録があり医師が書かなくてはいけないが、劇団診療所はほとんど看護師が書いている。ほとんど看護師が書いた手書きのもの。

 

・追加提出の証拠について

新たに出したもの

皮膚科の先生とのやりとりついて

今まで出したものを詳しく(たとえばラインなどの追加)

まつげの上級生が誰かの確認(ヘアアイロンの上級生)

 

・演出家について

宝塚専属の演出家 誰か特定できている

 

毎日新聞の質問 ライン資料について

・ライン画像について

やけどの写真などの確認 撮影時期 東京公演 数名が写っているもの

・診療記録 全部看護師が書いたもの 少し医師

・皮膚科医師とは? ラインの相手は皮膚科専門の医師

・配役表に関する問題で上級生に深夜まで叱られていた時間の証拠

・母親とのラインの日時 9月3日

・上級生とのライン ヘアアイロンとは違う上級生

・おかあさんとのラインであることを確認

・その後のライン画像 ヘアアイロンの上級生のもの

・資料は時期3つに分かれている(51分頃)

 

NHK

ライン画像について

・深夜1時間40分叱責されていることがわかるけれど、その見解でよいか。

新人公演配役については、組Pから伝えていてもいいと言われていてメールで送ったことについて叱られて、謝罪したが2日にわたって怒られ続けたということ。どこがパワハラかと言われたら、時間が問題 深夜長時間。

・2021年7月18日 ヘアアイロンの前にあったやりとりである。(58分ころ)

 

別の記者

・パワハラを劇団が認めなかったらどうなるのか

いくらなんでもそれはないだろうと思っている。ただし程度の問題で、ごくごく1部だけ認める可能性もあるので、一般論としてはあらゆる手段を想定しているというお答えになる。形だけ認めるのは絶対容認できない。国際的にも問題である、許されない。

 

・劇団にはこちらに開示していない証拠も出したというのはどのくらいの量か

3分の2くらいはここにだしている。

SNSでまことにもって誹謗中傷されていて、出せるものを出している。逐次あれば追加していく。

引継ぎを受けた内容をのノートにメモしているので、それをここに置いておくので資料としてどうぞ。入団7年目に長の期の長になって引継ぎを受けた内容。

 

阪急HDのコンプライアンス資料もここに持ってきたので使ってください。(1時間3分)

「法令に違反するものは故意であろうとなかろうと会社の存続を危うくするものと強く自覚しなくてはならない」

とある。この通りに実践していただきたい。

 

意見書の冒頭を読み上げる 1時間11分ころ

・角CEOの責任について

 

朝日新聞質問

・前回までの交渉に阪急側出席あったのか

1回目は当時阪急専務理事など含めて劇団の役員の方。

交渉というより協力を求める内容。

2回目初めての交渉 11月24日  

 3社あてに通知を出した

 代理人は2名きて3社全部の代理人であるということだった

 つまり阪急HD 阪急電鉄 宝塚歌劇団全部と交渉中

 

・今後の調査についての話はあったのか 遺族側の希望は

粉飾決算などの専門家が必要な話ではない。

第三者委員会をつくってくれと要求したことはない

きちっとこちらの話を聞いていただければちゃんとした結論になる。意見書をよく読み正当な判断をしてほしい。

今劇団が聞きとりをしているのは、今後どうしたらいいかということで本件に関しては何もしていない

現段階でいさぎよく認めて謝罪してほしい。事実関係を追って行けばわかるはず。

 

朝日新聞の質問

私が受任をしたのはごく最近。亡くなったあと10月7日に劇団が不当な発言をしたあとのこと。我々が相談を受けた段階では調査委員会のことは決まっていた。ヒアリングをいつにしたらいいのか、が最初の劇団とのやりとり。証拠は劇団は調査委員会に任せたのでそちらにと言われた。劇団はこちらの出した証拠は何ももらっていないと回答してきた。まことに心外。(1時間21分頃)

当該代理人が証拠を見ていない可能性があり、交渉がなりたたないのでできる限りの証拠を劇団に出したところである。

 

調査チ-ムについて (1時間23分)

なぜこんなことをしたのだろうという感想。阪急の知り合いに頼み、劇団側の調査委員会に頼む覚悟がなかった、社内調査に近い感じで立ち上げたのではないか。阪急側の構えの問題。調査チームにH2Oの役員をやっている方がいるとあれば普通は受けない。個々の方は努力されたかもしれませんが、パワハラはなし過重労働はありという結論ありきの調査になってしまったのではないか。全体としては残念。

 

被災者の労働時間管理、支払いについて 1時間26分

残業代の時効は3年。雇用契約時代の分がまだ全部が時効になっていない、普通の稽古は一切残業ではない。本公演が終わったあとの夕方の稽古だけが残業代の対象。それ以外、上級生下級生が一緒に稽古している時間以外は勝手に稽古していることになっている。委託契約については、労働者という前提で計算をやり直して請求する。準備中である。

手取り16万円で諸経費10万以上使うのでほとんど残らない。そういう劇団員がたくさんいる。親やその他の援助でやりくりしている。営業成績が上がって阪急の財政にも貢献している他方で、1日10なん時間も働いて自分で経費払って、いかに特殊な世界であってもおかしい。華麗な演技によって不問にふすということには決してならない。(1時間30分ころ)

現代における女工哀史ですよ。

企業内診療所もおかしい。行ったら医者はいつもいなくて看護師が薬くれるのおかしい。薬飲んで気分が悪くなった例もたくさんあり集めている。健康管理の問題もしっかり改革してもらわないと。今はまず看護師さんがやけどはたいしたことないといったことでヘアアイロンの件をないものにしたのは絶対許せない。

 

自主稽古について

1時から10時までの全体稽古以外に自分たちで稽古しないなんてありえない、それを自己研鑽というのを労基がそうですかと認めたら誰も納得しないですよ。1時間35分ころ

権利人権問題について教育を受けていない 特殊な思想で洗脳されるような感じで権利性を否定される それが今の実態ですよね

 

宝塚がきちっとした形で進めていくことについて異議をはさむものではありません。メディアのみなさんはきちんと検証してほしい

 

読売新聞

新しい資料について

皮膚科の先生のやりとりは 調査委員会には出していなかった。まさか否定されると思わなかったので

 

毎日新聞

・次回面談について 全面的に認めるとは

誰がどういう形態で謝罪するかは各論の話

15を劇団がどう認めるかわからない 詳細をシミュレーションしていない

できるだけ踏み込んで答えがでるように、プッシュしたい。

これは阪急の責任と判断で決まる。阪急が本当に真摯に受け止めて改革しようと決断するかの問題。このくらい認めればなんとかなるかなと思っているようでは長引く。そのときはしかるべき手段をとる。劇団には角さんが出た記者会見を望みたい。そのくらいは価値がある問題だ。1時間38分

・大江橋弁護士の回答

調査チ-ムはちゃんと調査しましたという簡単な回答だった。中立性がないについては否定。

今後折衝をもつ予定はない

 

以上