20日土曜日の午後

ふらっと走りに出ました


まずは牛から


そこは伝説の森と案内板にあります


森といっても

田んぼの中に木々が植ってるだけ


木々の中に

「うしの宮」と書かれた石柱があります

クマザサで下の文字が見えません


伝説では

昔 池ノ内町の農家に

10歳の少年が6年間の年季奉公に

使われていました


少年はよく働きましたが

3年たったとき病気で亡くなりました


その後 主人の夢に少年が現れます


生きている時のお礼を告げ

残りの3年は

明日の朝7時にやってくる

牛飼いが引いてくる牛を

使って下さいとお願いして

夢から消えました


翌日 夢のとおり牛飼いから

真っ黒な牛を買いました


実に良い牛で

他の牛の2倍も3倍も働きました


そして

3年目に牛は死にました


主人は少年の霊が牛となって

残りの年季をつとめ返したと

牛の亡き骸を丁寧に葬ったのが

「うしの宮」です


モーひとつ

次は犬です


うしの宮から10分ほど


周りは金魚の養殖池です


一本の木の下に小さな祠があります


白雪丸犬塚(雪丸の墓)です


白雪丸は

聖徳太子の愛犬の名前です


雪丸とも呼ばれ

王寺町のゆるキャラにもなっています


人の言葉を理解しお経も唱えたらしい


ワォ〜ン


白雪丸には担当の役人がつき

食事を与えていました


ある時 白雪丸は太子の前に来て

少し痩せた姿で何かを訴えるように

前脚を折り曲げてかしこまりました


太子は

役人が食べ物を

盗み取っていることに勘づきました


太子は

「学架に訴状を書いてもらうように」と

白雪丸に告げます


白雪丸は書いてもらった訴状を

太子に渡しました


その訴状で役人を注意をしました


その後は食事を盗み取られることは

なくなりました


この話は

「太子伝選集抄別要」に登場します


聖徳太子の時代には

白雪丸の記述のものはなく

実在したかどうか分かりません


王寺町の達磨寺には

白雪丸の古墳があると言われています


どちらが本物か

どちらも違うのか


真実は1つだけですね


ワン