朝5時に大宇陀へ

 

毎年恒例

「かぎろひを観る会」


宇陀市観光協会が主催

 

去年は−3℃と

かなり寒かった

 

今年は3℃

全然違います

 

駐車場に車を停め

懐中電灯を照らしながら

かぎろひの丘へ

あれっ? 名前変わった?

 

もう既に50人くらいの人が

集まっています

 

まずは

短歌の優秀作品の発表です

 

東屋の中では

壬申の乱に因んだ説明があります

 

観光協会の方の手作りです

壁3面が模造紙で埋め尽くされています

珍しいエピソードがあります
 
大海人皇子を追ってきた
「見る目」という鷹が
殺され埋められた場所に
天皇即位後
大海院金福寺を建立しました
 
皇子が身を隠した舟を嗅ぎまわる
「かぐ鼻」という犬を
翁が石で叩き殺しました

犬を葬った犬塚が国栖にありますが
今もこの地域では
犬を飼わないそうです
 
犬のいない村なんてあるのか❗️
 
横笛の演奏もあります

優しい調べは
雰囲気にぴったりです

そして
かぎろひ講話

今年は玉城妙子先生です
 
人麻呂の歌と
壬申の乱との関わりを
話してくれました
 
大海人皇子一行が
吉野を脱出つぃてして

阿騎野で味方を得ます

 
そこには
10歳の草壁皇子がいました
 
20年後
軽皇子がこの地を訪れたのも
10歳でした
 
軽皇子(後の文武天皇)は
草壁皇子の息子です
 
「東の野に炎の立つみえて
 かえりみすれば月傾きぬ」
人麻呂は
早朝の情景を詠いながら
 
若くして亡くなった草壁を月
その後を継ぐ軽を太陽に
重ねているように思います
 
祖父の大海人皇子が
戦いに挑む決断をしたこの地は
 
親子3代にわたるバトンを託す
特別な場所だったのではないか
 
くず湯をいただきながら
日の出を待ちます


そろそろです


雲で太陽が隠れています

かえりみすれば・・・

こちらは雲間にかろうじて
 
今日は特別に
あきののゆが7時から
開いています
 
早朝の温泉に浸かって
午後からの予定に備えよう