「大急ぎで両替に行ってくれません?」

「はい は〜い」


ひと駅先の

南都銀行へ自転車で走る


これがまた難儀なこと


そもそも家に自転車はなく

乗るのは何年振りだろう


めっちゃしんどい


20kgのおもりをつけたようで

太ももから叫び

「やめてくれ〜」


それでも使命を果たすため

ひたすら足を止めない


「ハア ハア ハア」

段々息も上がってきます


周り見る余裕もあったもんじゃない


自転車って

こんなしんどい乗り物だったのか



中学生の脚力の強さに

感服いたします


ロードバイクで坂道を

上がっている人を

尊敬します


エンジンを作った人に

感謝いたします


いろんなことが頭に浮かびます


無事

銀行で両替という任務を終え


だるくなったモモに

ムチを打って戻ります


ゼィ ゼィ ゼィ


2度と自転車なんか乗るもんか