桜の花が終わる頃から花の競演が始まります、ハナミズキやサツキが咲き始め
野草というか、雑草というか紫のアジュガ(セイヨウキランソウ):?よく知りませんが群生して香りが漂っています。何時もの様にウォーキングしているとクマバチが一定間隔でホバリングをしながら縄張りを監視して近づいてきます。見張り役のクマバチはオスで刺す針は無いそうですが、今日も侵入してきたアゲハ蝶を追い出していました。私に対しても攻撃はしてきませんが確実に警告行動を執っているようです。ググるとメスが巣作りをする間、オスが役割を果たしているようなのですが、本能的に自分の使命というか分担をわきまえて頑張っています、健気なモノです。

 ジミー大西の記事を目にしたので見ていると、恩人であるさんまさん(師匠はザ.ぼんちのおさむちゃん)には滅多と怒られたコトがないが、それでもある一つは、あるタレントさん専属の女性のメイクさんに対し、年齢をシャレにしてメイクさん気分を害してしまった時だったそうです。我々芸人は人に喜んで貰ってナンボ!他人を不快にさせるコトを言ってどうする?、君には君の持ち分があり、その分担をはき違えるな!使命を果たすためよく考えて徹底しろというようなコトだったそうです。その後もあからさまに怒られはしなかったが、自分のキャラの分を違えた時に暗い顔をするという指導が入ったそうです。

 明石家さんまさんの師匠は笑福亭松之助さんですが、全く芸の伝授という印象がありません。さんまさんは早くから人気が出てしまったので、師匠が弟子の師匠を売りにしたコトもある位です。でも松之助さんを師匠に選んだのはさんまさんで、その理由はセンスが良いから、唯一本気で笑わされたのでこの人の言うことなら聞けそうだと思ったからだそうです。松之助さんはさんまさんに笑福亭を自らの本名を付けた明石家に改名させます。今や押しも押されぬ業界の大御所ですが。でも師匠から受けた言葉を胸に感謝を忘れないそうです。(楽しくなることを考えてるコトは楽しい)
自分の分担は他人を楽しませるコトだとわきまえ、極めたのかも知れません。

 世界のイチロー選手だって仰木監督の下、自らのやり方を容認して貰って成功したのだと思います。オレ流の落合選手も同じです、現在進行形ではエンジェルスの大谷翔平選手も同じです。舞台は登り詰め世界のTOPレベルに成っていますが・・他人からああしろ、こうしろと言われるのが大嫌いで、また矯正や強制は受け付けないのです、それでいて最後まで自分のやり方を貫き通すコトは容易ではありません、ある時は変人扱いされるコトもあるでしょう、しかしそれを成し遂げてこそ唯一無二の成功を勝ち取るコトが出来るのです、そうなれば日本の舞台も世界の舞台も同じです。

 ジミーちゃんは何かのTVプログラムで絵を書き、たまたまその作品をかのEXPO70大阪万博のメインシンボルである太陽の塔をデザインして世界的アーティストとなった岡本太郎先生の目に留まり、君は画家になりなさいと方向付けられ、今や7~8割を画家として活動し、世界を飛び回っています。 岡本太郎先生の作風は太陽の塔が示す通り、陽と陰の対比です、太陽の塔の裏側には過去を象徴する厳しい表情の黒い太陽、現在を象徴する擬人化された正面の太陽の顔、最頂部には光り輝く黄金の顔は未来を表し、そして4つ目は表側からは見えませんが内部に地底の顔、これは正面が昼の顔なら反対側に回った太陽かも知れません、普通太陽が陽なら陰は月になるのですが、陽の中にも陰が含まれるし、地球の反対側を照らしてもお日様はお日様なのでしょう。もしかしたら地球中心部の奥深くに存在するコアが高温と高圧力で輝いているコトの象徴かも知れません。

 当時の岡本太郎先生はテレビCMに出てくる位の人気者で、小さなころの記憶ですが洋酒メーカーのCMで(グラスに顔があってもいいじゃないか!)と水割りグラスの底の太陽の塔の正面の顔とよく似た顔が、先生本人にも似ていましたが、顔付の水割りグラスをくゆらせながらメーカーの売り上げに貢献したコトでしょう。
メーカーの販促で、ウィスキーを買うと漏れなくそのグラスが1個貰えて、洋酒党のうちの親父も一つ持っていました。琥珀色の洋酒の色と相まってグラスの底の顔が何だか独特の哀愁がありました。そしてグラスなので底から見ると左右逆の鏡像になり、何とも陰陽です。

 ジミーちゃんの描く絵はキャンパス一杯に極彩色が振り分けられ色の境界は黒線でコントラストが強調されている印象があります、私にはウルトラQ(古くてすみません:当初はモノクロ)のタイトル画面が最初混ざり合った絵の具の陰陽が映像を逆回しに生き物のような混沌とした動きの後タイトルになる如く、最後には何が顕れるのだろうという期待感がそそられます。ジミーちゃんの絵画の最後にはジミーちゃんの心の底で表現したいメッセージが顕れるコトでしょうが、ジミーちゃんも未だ旅の途中で結論を語るには早すぎます、ただ岡本太郎先生はその絵画に自分が共感できる何かを感じたからこそ、わざわざ薦めたのであり、大好きな陰陽を感じたのかも知れません。

 明石家さんまさんが人気絶頂期に男女7人恋物語という視聴率の金字塔を立てた様なドラマの主人公を演じられましたが(そのドラマがきっかけで相手役の大竹しのぶさんと入籍)シリアスな役回りを演じるコトに多少不安があったのか、お笑いやバラエティの芸人が演じてもよいのか?という自分自身に自問があったのか分かりませんが、そんな彼に往年の大女優の加賀まりこさんが、(大丈夫、だって貴方の演技には哀愁があるから)と評価していました、その一言で何かが吹っ切れたのか、最後まで主人公を演じ切りドラマも大成功、本人も婚姻という人生の大きな舞台に立ったとも言えるでしょう。さんまさんもお笑いに対する情熱と相反する哀愁を合わせ持っていたのです。そう、さんまさんなりの陰陽がジミーちゃんの陰陽に共感共鳴したとも言えるのです。

 ♪~情熱の朱 哀愁の青 今 混ぜながら 夢の世界へ あーそこから先は~~♪(古くてすみません)この方も逝ってしまわれましたが、波乱万丈の人生であっても、きっと悔いのないモノだったコトでしょう!誰に指図されるコトもなく、誰の言いなりにもならず、自分自身の役割を見つけ、自分であり続ける、そして自分しか描くコトができない絵画をこの世界に付け加える、大丈夫です!自分自身で奮起して歩み始めると苦しさや辛さも感じません、師匠が教えるようにどうすれば楽しくなるか考えるコトは楽しいコトだから・・他人を気にする必要はありません、ただ自分の役割を知っても知らなくても気の向くまま楽しい方向に舵を取り果たせば善いのです

・・・クマバチの様に・・・・・快楽を追い求めろという意味ではないですが・・