テスラ社のCEOであるイーロンマスクがこの世はほぼ100%仮想現実であると断じています。凄ましい勢いで、ある意味業界のトップに登りつめた人間の言葉であるので無視することは出来ません彼がそう断ずるには彼なりの証拠発見と理詰めの納得が有るモノと思われます。

 勿論この考え方は彼が編み出したモノではなく彼から始まったモノでもありません、一部の理論物理学や量子学から導き出された一つの仮定理論であり、その考えを提唱する学者は増えてきているのも事実です。イーロンマスクはその現実の秘密を理解し実践し成功を収めている可能性も有ります。彼だけではなく一代で成功を収める創業者たちは、理解や実践の仕方は夫々でしょうが、自分の描いたビジョンを固く信じモノゴトを現実化して成功を収めているという点で共通しています。

 この世の現実が非常に良くプログラムされた創りモノなら、その事実を知り得る為の条件は何なのでしょうか?いにしえの仏教ではこの世とは常に変わり行く性質のモノで上手な生き方を実践するコトで”空”から現実を創り出せると説いています、但しあくまで”空”から生じるのであって”無”から創れるとはなっていません、”無”は無である為生じも滅しもしませんが”空”はこの世の全てのモノに成り得るし、全てのモノは”空”に帰すコトが出来るのです。現代風に言えば素粒子に於ける粒子と波動またはエネルギーとの互換性のコトであるとも出来るかも知れません。

 私は出生時に自分のへその緒と胎盤に繋がるヨナを首と手に巻いて出てきたそうで必然的に首が絞まり、結果仮死状態で生まれてきたそうです。当時の助産婦さんと祖母が必死になって、湯に浸けたり、水に浸けたり、背中を叩いたり、出来うる限りの蘇生を施し、ようやく産声をあげたそうです。そんな出生をした為、父親からはコトある毎にお前は生まれる時から親をびっくりさせやがってとか言われ、母親からは首にヨナを巻いて生まれる人はお坊さんが
首に数珠を巻くコトになぞらえて、お前は講釈が多すぎるとか言われたりしましたが、多少自認できるので何とも言えません。

 ただこんな生まれ方をした人は時折居るみたいで、松田聖子もそうだったとどこかで見て変な共通点に不思議な気持ちに成ったコトを覚えています。首にヨナはさて置いて、気になるのは仮死状態になったと言う点です、これは美空ひばりもそんな経験があり、イーロンマスクも何度も臨死体験を経験したそうです、結構芸能人にもそんな経験のある人は居て、その後人生観が変わる人も多く、またそれをきっかけに、不思議な力を身に付ける人も居るようです。
いわゆる霊感が強くなったり、死後の世界を信じるようになったり、ボランティアを始める人も居るようです。

 通常、人は努力を重ねて成功を目指すモノとプログラムされているが、そのプログラムに臨死体験をすることも入っているのか?又はバーチャルリアリティの情報量を簡素化するために設定されたプログラム内で想定外に起こるバグなのか、どちらにせよ、あの世に片足を突っ込んだ経験を持つ人は、その後の人生に自分が経験した非通常を発揮して成功の近道を驀進するのか?それとも通常と非通常の狭間でもがき苦しむ人生を送るのか?もしかしたら
仏教の創始者であるお釈迦様(ゴーダマ・シッダルタ)も限界までの苦行の末、死にかけて臨死体験をし、スジャータに救われ、その後苦行を捨てて一人瞑想し真理に目覚めこの世の全てを悟るコトが出来たとも言えます。としたらバグは真理の覗き穴になり得ます・・・