平成時代最後の一年が始まります、激動の昭和の次の平成の日本では平和が成功したといえるでしょう、なんといってもIT時代に突入しパソコンが普及しインターネットで世界の個人が繋がったコトが歴史的な出来事でしょう、そして一つの時代が幕を降ろそうとしている今年は次の時代の大きな変化の兆しの気が立ち上り始めています、IoTの時代に入ってからはあらゆる産業に抜本的な変化をもたらし、新たな産業革命が目に見えないところで進み結果だけが目に見える形で生じています、企業はグローバル化で既に世界に進出しています、次の時代では企業の国籍選択が迫られるでしょう、管理される法も、扱う通貨も、働く人もいまや単一ではありません、国は国同士の力のバランスで企業に負担を掛けるだけの存在になりつつあります、企業は出身国を離れざるを得ないし、固持する意味も薄らいできます、愛国心は残っても政治に対する期待が現実的に出来なくなってきています。
企業:ENTERPRISEといえば、スタートレックのエンタープライズ号が思い浮かびます、人類最後の未知なるフロンティアに命の危険も顧みず調査の為、星間旅行に旅立っていく勇敢なカーク船長を初めとする乗組員たちが、極めて米国第一主義の正義の名の下、異星人たちと英語の公用語でこれまた人間臭いドラマを繰り広げていきます、その中でも偉才を放つのはスポック副長です、人類が始めて遭遇した異星人であるバルカン星人と地球人との混血で、とがった耳の形と揃えてカットされた前髪が特徴的な、道で出会ってしまうと高確率で引かれてしまうであろうビジュアルと、論理的にしか物事を考えられないというシチュエーションでありながらも、地球人の血によってもたらされた非論理的な考えとの間で心がいつも葛藤し、極めて情緒的な思考回路を持つドクターマッコイや筋肉頭のカーク船長からすると、人間性を教育してやらなければならないと勝手にお節介を焼く対象と位置づけられたキャラクターは実はスターウォーズのダースベイダーの様に真の主人公なのではと思わせる、お茶目なキャラクターでシリーズには無くては成らない存在でした、こんな未来の時代設定でもしっかり石頭のお偉い惑星連邦の役人さんに時折トップダウンで理不尽を押し付けらていました、こんな形は福島の原発事故の現場と時の政府、そして東電のトップからの現場を知らない人のエゴによる指示対応にも見られましたが、何時の時代まで愚かな人間のハードルを越えさせるのでしょう?現場の成功の手柄は取り上げて自分たちの手柄にするのはまだいいけれど、現場の正しい行動に水をさし、良いことをさせると自分の立場が無くなり、新しい勢力を芽の若いうちに摘んでおこうとして正しい行動を阻害すればそれは悪の行為です、組織主義の腫瘍の塊のような連中が采配を振るう時代が続くのでしょう、こんな人達も暴力団と同じような必要悪なのでしょうか?次の時代には淘汰されればいいのに・・
でも現在はそんなスタイルお手本マニュアルとして巨大化した企業も加速してそんな体制作りに精を出しているようですが・・元来国が企業から徴収する税は企業や国民に還元されるべきモノの筈ですが、徴収する権利のみを行使して企業を守れないなら企業は国を棄てるでしょう、企業が同じく屋台骨である顧客に対し、同じような右に倣えの考え方を真似るなら顧客を失うことになり、国もその体制に腰を下ろした企業も確実に破綻に向かいます、トカゲの尻尾も何回も切られると再生することはありません、顧客や国民を尻尾と位置づけてはいけませんし、まして便利なATMと思ってはいけません、搾取されるだけの国民や顧客は確実に疲弊していまし搾取されすぎて国民の資産の水瓶は現実問題として底を付いているのです、国民や企業あっての国であり、顧客あっての企業なのです、この国は古い体制の頭の挿げ替えが必要な時期に来ています、本当にカットしなければいけないのは判例集かも知れません・・うまくいけばそれで問題ないと思いますが・・今年は世界的に新旧交代の波がぶつかり合う中、旧体制の断末魔が炙り出される年になりそうです・・巻き込まれないように要注意です・・・