我々人類は地球で暮しています、地球で暮していますと言っても地中にいるわけではありません、現在の人類の技術力では精々10キロメートルの穴を掘るのが限界で、掘れば掘るほど高温高圧になって来るので使用機材が持たなくなるそうです、メキシコのナイカ山の地下300メートルのところに自然の結晶の洞窟があります、鉱山の作業員が地下水を汲み上げた事で偶然発見されたそうですが10メートルを超えるような巨大な結晶が無数に横たわり、それはそれはこの世のモノとは思えない奇観を呈しています、そんな奇観を直接見るためには作業用の深いエレベーターで地下深くまで降りることになりますが、地下300メートルとはいえ50℃を越す高温と地下水の湿気でつるつるの結晶は大変滑り易く危険で万一の滑落事故を防止する為に装備品を整え、高温対策をとり経験の豊富なサポーターが随行し予め時間を設定してから探検してくるそうです、地球規模でいうと、たった300メート地下に入った50℃を超える環境ですら人間には命に係わるので、とても暮すことは出来ないのです。

 

 また逆に人間には鳥のように翼が無いので空中でも暮せません、その鳥ですら空を飛翔はしていますが空で暮している訳ではないのです、結果人間は地上に這いつく唾って暮しているのですが、その地上ですら高山のような空気が薄くなる環境では命がけで行って戻って来れても暮すことは出来ないでしょう、その他様々なハザードの為住むことが出来ない地域を除いた薄っぺらの空間に全人類は暮しているのです、そして全人類の頭数だけ人生のドラマが存在します、その制約の多い環境の中で思念だけは自由に地球の中心にも、宇宙の果てにも飛ばすことが可能です、思念を飛ばして想像した世界と現実の世界が違うかどうかなんて実際に行って確認は出来ないのですから意味がありません、大地と大空の狭間の薄っぺらな空間にその大きさに比してけし粒程の大きさも持たない人間の頭の中の思念は、本来何の制約を受けることの無い宇宙そのものとも言える自由なモノなのです・・

 

 近年様々の分野の教授や博士や医療現場の権威のある先生達が、自分達で体験したり計算で弾き出した常識では考えに難いような結果を発表してくれています、数千年も受け継がれてきた宗教にも何らかな真理があるからこそ伝え残されたのであり、一切合財迷信と否定してしまうのはナンセンスです、勿論権力闘争や宗教戦争に繫がる利己的な部分が混ざってしまう事実は歪めることは出来ませんが、名は違っても多くの宗教に共通する真理と言うのも存在するモノなのです、逆に数千年前であるからこそ、暮らしの為に様々な情報を取り入れなくては成らない現在より思想そのモノが何かの先入観念に穢されることなく,全くゼロに近い位置から理論立てしていくことも可能だったでしょう、人間の頭脳の情報の同時処理数はそんなに多くは無いのかも知れません、あまりにも常識や通念に囚われ過ぎているのかも知れません、何時でも何処にでもある筈の真理の一部が実験結果や計算結果から導かれ素人でも判り易い言葉で説明して貰える事には、期待感でワクワクさせられます。

 

 ある博士は記憶は脳の中に在るのではなく脳のすぐ外の真空にあるといい、ある教授は脳の記憶量は実際人が記憶している容量に比べ全然足りないと計算し、理論の裏付けをします
ある教授は電流のエネルギーは電線の外側を流れることを簡単な実験で証明して見せてくれます、逆に電線の中を電流エネルギーが流れていると仮定すると流れる速度を説明できなくなるそうです、またある現役の脳外科の権威は、誰よりも患者の最後に出会える立場から得られる豊富な体験を考証して、死が人の終わりでないことを提唱しています、歴史的に大きな実績を残した精神分析学や心理学の権威達は患者の発する一見意味も無い言葉の羅列には実は追跡調査してみると本人が知り得ない事実が含まれていることに気づき、自身の知識と常識で思考が整理できずに自ら精神を病んでしまったという事実もあります、専門知識を持ち、自ら事象の考察が可能な智慧を持ち、現場で分析できる立場の賢明な学者達の出した結論ですから真理を伝えてくれているのでしょう・・

 

 常識や法規制で縛られ、それを利用し恩恵を受けている人たちは、と言うかそんな人が殆どでしょうが、一般的な常識から乖離したことを言う人たちを本能的に疑い、自分達の安定に対する危険要素とみなして異端に押しやりたいのかも知れません、昔なら精々新聞しかなかったので、そんな情報を世間に知らしめること自体に困難が伴い正確に伝わらすことを阻害もされたでしょう、テレビのニュースも然りです、キャスターの常識のフィルターにかけられて必要の無い歪曲を受けるかもしれません、しかし現在はネットに繫がりさえすれば直接発信者と交信が可能で自分で知りたいことを追跡調査も出来ます、現在は本当の事や大自然の真理が秘密にされにくい時代なのです、出来るだけ多くの人が真実を目の当たりにし、真理を悟ることが出来れば、人間は新たな進化を迎えるかも知れません・・・