ミスで削除してしまいました再掲載します・・・

 

 世界で一番料理の美味しくない国はどこですか?という質問に、一番票を集めるのはイギリスだそうです、イギリス料理といえば、スグに思いつきませんが、ポテトを揚げたり焼いたりする料理なんかがそうらしいです、イギリス人は強がりからか料理に時間を掛けることは無駄なことだと言い、食事は栄養素を合理的に摂取できれば良いと、食べる人の好みや食材の食感を生かすことなく、徹底的に素材が黒く変色するまで揚げたり、素材がふにゃふにゃになるまで煮込んだりするそうです極めつけは、その料理を味付けもせずそのまま出すこともあるそうで、後は、食卓にある塩や、胡椒や酢で、勝手に好きな用に味付けして召し上がれとなるそうです、そんな料理は自国の人も不味いと判定するそうです、もしイギリス料理だけ食べていたら、肥満にはなら無いでしょう、料理する人のサービス心の無い料理は、見た目も食欲が沸かないでしょうし、味が無ければ沢山食べれないでしょうし、食べても不味ければ早々に食事を切り上げることになります、だからイギリスで太った人を見かけると、その人はきっとイギリス料理意外の国の料理を食べる人です.

 

 海を隔てたフランスは天下の美食大国でどこの国に行ってもフランス料理は高級料理の代名詞になっています、この国の料理や食事に対する価値観はイギリスとは真逆で料理の見た目も大事にしますし、料理も下ごしらえに時間を掛けたり、食事そのものもゆったりと時間をかけて楽しもうとします、ドイツなんかも冷えた大ジョッキの生ビールにフランクフルトででっぷりとお腹が出た人がその想像の光景にお似合いです、韓国料理なんかも見た目はグロテスクでも味は旨い料理が多くありますが、ただ余りの辛さに味どころではない時もあります、彼らは辛さの中の塩味加減が見分けられるようで、少し塩味が強いと塩辛いといって食べません、その時の塩加減は日本料理のごく平均レベルと同じです、日本は海洋大国なので、海産物が多く天然の塩も豊富です、塩漬けなんかの保存食が多く、塩味に馴れて鈍感になっているのかも知れません・・・しかし日本の会席のコース料理は、忙しい時期の温泉旅館の少し手抜きのものでなく、暇な時期の温泉旅館のものや、しっかりした料理屋さんで出てくるものは、どの国の人も満足すると思います、一つ一つ手間隙掛けて造られた料理は、その量は少ないが、コースが終わる頃にはお腹がそこそこ一杯になっていて、最後のご飯は食べない選択も可能です、宗教的に肉料理の素材の確認をしなければならない国の方もいらっしゃるでしょうが・・

 

 

食事は毎日2~3回ある行事なので、その積み重ねの結果は食べた人の身体や健康に大きく影響を与えます、韓国のある社長さんからこんなことを言われたことがあります、食事を濃い味で採ると美味しいし、量も多く食べることになる、家族の中の料理を造る人、例えば母親がこのスタイルだと自分だけではなくその料理を食べる家族全員に、美味しくそして沢山食べることを習慣付けてしまう、その習慣は家族の肥満の原因になり、悪くすれば健康を害する基にもなり得る、知らず知らずの内に家族の食事に毒を入れているのと同じとも言える、食べ物の少なかった昔ならいざ知らず、飽食の現在ではそんな危険性もあるのだ濃い目の味付けで美味しく食べさせたい気持ちに想いとは逆の結果をもたらすリスクもでてくる、だから現代人は意識して薄味を心掛けなくてはならない、自分と家族の健康の為に・・ある社長はこう言ってくれました、我々の子供の頃に受けた食事にたいする教育は目の前に出された食事は残さず食べなさいと言うモノだった、お米を造った人の苦労や、食材を確保した人に感謝し、残す
という勿体無いことはしてはいけないと・・でも現在では食事の採り過ぎは健康に良くないと判断されている、もし食事中に腹八分目になったら、勿体無いと教育された正義感と戦っても箸を置いて、食事を残す勇気を持つことも必要だ、自分の健康と家族の安泰の為に・・

 

 でも美味しいモノが食べれなくなる訳ではありません、管理できれば良いのです、少し食べ過ぎれば、節制し、カロリーの低い食材を工夫して料理することは今時の若い世代の必須事項です、そして何より運動でカロリーを消費することを日課と出来れば、鬼に金棒です,山寺の精進料理という手もあります、求道に生活を置く人達にとっても、食欲のコントロールは簡単では無いのです、でも生きている限り食欲を消すことも出来ません、強い意志で断食しても答えはありません、お釈迦様も苦行を止めてから悟りを得ました、スジャータに乳粥を施されなければ死んでいたかも知れません・・・

 

 人の身体は口から食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門にまで一本のパイプが約10メートル程折りたたまれて収まっています、単純に人の身体をドーナツに例えるとそのパイプは穴の部分に当たります、そのパイプの中は内なる外と表現され、共生している数キロもの善玉菌や悪玉菌が住んで活動しているそうです、その内なる外のバランスが管理されれば殆どの病気は治ってしまうそうです、その管理は人の意思でも制御可能です、日々の節制と調整と適度な運動で・・人は周囲の家族や仕事仲間や友達との間で良い人間関係を築くことが重要です、ただ環境は外側だけではありません、お腹の中の外側の共生者達とも良い関係を築か無くてはなりません、それにはもう一つ大事なことがありますストレスを溜め込まないことです、ストレスの元は誰にでも圧し掛かってきます、避けれません、どう解消するかが大事です、湯船に浸かってマッタリするのも効果があります、趣味に時間を割くのも良いでしょう、たまに美味しいものを食べるのも幸福感を味わえます、普通の食事を美味しくする為に、珠にはイギリス料理で不味い思いをするのもいいかも知れません、健康の為に不味いものを食べるなんて、可笑しくて笑ってしまい、ストレス解消に効果があるかも知れません・・美味しいモノを食べて幸せになり、不味いモノを食べて笑い、薄味で食べて濃い人生を送りましょう・・・