人気歌手、人気俳優・女優、人気作家、凡そ自分なりの表現の仕方でメッセージを伝える職業を選択している人たちに共通しているのは、実際の本人と歌詞の内容、演じる役どころ、創作したエピソードは、かけ離れているということです、イメージ的に監督に選択されたり、逆に本人のイメージから歌詞を編み出したり、シリアスな作風に自分の外観を近づけるようなことはあるでしょうがあくまで上っ面のイメージです。
プロの場合はスーパーマンの役者のように一度その役を演じてしまうと強烈なキャラクターが印象づけられてしまい他の役柄が演じにくくその役一筋になる人もいますが、お客様に飽きられてしまう事が致命傷になるので前のイメージを打ち消し、様々な役どころをこなせる様努力チャレンジし続けます、ただそのスタイルがその役者のキャラクターになったりもしますがいずれにせよメッセージを伝える糸電話の糸に徹する努力が必要で、糸に徹すれば徹するほど人気者となります。
金八先生を演じた役者さんが飲み屋で助平親父の本領を発揮してファンだったというホステスに大泣きされたことがあったとどこかの番組で告白していました。人間味あふれる素晴らしい人格の役を演じていても実際の本人がそうだとは限りません、上手に演じた証明になるかも知れませんが、昔の作家などのなかには借金まみれで知り合いに迷惑を掛け倒す、とんでもない人も多かったとも聞きました、本人を知る人は、この人のどこからあの美しい純文学が生み出されるのか?と言う感じです、美しいメッセージを伝える為に美しい外観を採用されても伝える本人が美しい心を持つかどうかは個人の範疇なので関係ありません、さすがに殺人を犯した歌手は歌手生命を失いますが歌や作品は残ります。そのギャップに本人自身も悩むこともあるでしょうが、あくまで伝える人は糸電話の糸や、スピーカーの振動板になりきれば人気者となり、作詞家はほんの一フレーズでもその振動をどこかから受け詩に記録することができたら人気作詞家になります、その歌を聴くと人は感動しますがメッセージを発信しているのは歌手の前の作詞家のまだ前だったりするのです。
歌の場合はメロディ(作曲)、俳優の場合は視覚に訴える演技も重要ですが、優れた作詞家や作曲家は作品が出来た後の多少の校正や編曲はあるでしょうが創っているときはイメージや閃きがスラスラ浮かび出て来て時間が掛かかることもなく仕上がるといいます、ある人気アニメ映画の主題歌なんかも作曲家でもある歌手が自分がかねてから大事にしていた旋律に歌詞を付けてくれるよう友達の作詞家に依頼したがなかなか出来たとの報せが無いので催促すると、依頼された作詞家は長らく放っておいた仕事に向き合い作詞を始めてある部分に差し掛かった時ペンが憑りつかれた用に進みその詩の中心となるフレーズが完成したと言います、そしてその時なぜか涙が出て止まらなかったそうです、この歌はその映画とともに世界に発信されましたが、世界中に感動をばら撒き色んな言語に翻訳されて歌われ大ヒットしました
この世に飛び回る本物のメッセージを受けそしてそのまま次にバトンタッチできたら人気者になれ、お金の悩みも無くなるかも知れません・・