関西のお笑いタレントの登竜門ともいえるヤングオーオーという全国ネットのテレビ番組が人気を博した時期がありました。メイン司会は当時のサニー桂三枝、サブはチャッピー明石家さんま(その愛称は定着しなかったが自分でチャッピーと呼んで!と確かに言っていた)ゲストは人気アイドルや歌手が登場する視聴者参加番組の草分け的位置づけだったと思います。どういう経路で手にはいったか忘れましたが超入手困難な入場チケットが私にも廻ってきて友達3~4人で後にも先にもただ一度だけ観に行った事がありました。
メインのゲストは郷ひろみでそれは前もって情報が入っていて・・サプライズゲストは~タタタンタタタタ~ン♪~(時の過ぎ行くままに)のイントロのつもり「えぇ!!ジュリーが出るの?」ではなくて~(そういう演出だった)(あの鐘を鳴らすのはあなた)のイントロに代わり、登場したのは和田アキ子、迫力のある歌唱力に感激したことが記憶に残っています。郷ひろみは当時、超人気アイドルでしたが、私からは男のくせに可愛さを売り込みやがって出てきたら野次ってでもやろうかと思っていましたが、映画の撮影の為坊主頭で登場したのには違和感がありましたが、とてもとても今ここで野次ると俺は確実に袋叩きに合って殺されると思わせるぐらいの熱狂的ファン達の応援で会場全体が波打っていました。その他レギュラーメンバー達も超有名どころばかりだったので中身の濃い時間を過ごさせていただきました。
郷ひろみはその後も歌に映画にトップアイドルの王道をまっしぐらに駆け抜け、還暦を過ぎた今でも確固たる立ち位置で人気を保持しています、考えようによれば日本の歴史的にもNO1アイドルと言えるかも知れません、そんな男相手に俺は何と無謀なことを・・あの時郷ひろみのオーラが瓦解する会場全体の雰囲気の前で負け犬と成り下がった私は郷ひろみを認めることになり昔カラオケなんかでも何曲かレパートリーに入れさせて頂いたりした1ファンになっています。初めは演出された人格でも一筋に演じ続けてその人格を自分のものとできた数少ない成功例かも知れません。郷ひろみは同じく女性トップアイドル歌手の松田聖子とよもや結婚?ぐらいまで行きましたが結婚の神様が微笑んでくれることはありませんでした、その傷心を打ち消すように郷ひろみが自らの配偶者に選んだのは俳優二谷英明の娘友里恵さんでした。
友里恵さんは結婚と同時に女優を引退し、郷ひろみの専業主婦というより女将さんに・・俳優と女優のお嬢様でありトップアイドルの妻である友里恵さんはおそらく世間はこういう形の夫婦関係を自分達に思い描き、世の中の女性達が憧れるであろう理想の女性像を演じることにしたのかも知れません。「愛される理由」という題目の著書は当時ミリオンセラーとなり世の女性達の関心を集めました、私は内容は関心もなく読んでもいませんが題目を観ただけで想像はつききます。友里恵さんだけが思い違いをしているのではありません、男と女は時間も違えば愛に対する考え方もその表現の仕方も違うのです、そもそも男からして愛することに理由なんか要りません。本能だから求め受け入れてくれたから大事にしたく、喜んでくれるのが分かるから愛を口にします。でも女性は何時でもその言葉を確認したがります、そしてあの手この手で試します、愛の名の下に自分だけを見て、自分だけの為に働き、最終的には自分の愛の奴隷になることを望んでいるのかも知れません。男と女のハルマゲドンの始まりです。
約10年の結婚生活にピリオドを打ち最後に郷ひろみは「ダディ」という題目の著書を発表します、その題目の通り世話になった義父の二谷英明さんや数多くいる女性ファン達に自分が離婚決意に至るまでの心情を赤裸々に綴った内容となっていたそうです、私はこちらも関心が無かったので読んでいませんが、一部衝撃的な内容を耳にしました。本当か作り物か確認のしようもありませんが・・友里恵さんは郷ひろみに何度もビンタしていました。飼い犬や、猿回しの猿じゃないんだから暴力を使って身体にお仕置きするなんて!しかもあの郷ひろみを・
しかし私は在り得ると思います、その類の話は良く聞きましたし、女性からみて男とはわが子を教育する時のように叩いて育てる対象なのかもしれません。
男と女のハルマゲドンは最初は小さな陣地取りから始まります、仕事から自宅に戻ると、少し模様が変わります、これはこれからこうして置いて、少し違和感があるが小さいことだしそれで気が済むならと譲ります、次には、そんな身体に悪いもの買ってきて食べないで(まぁ健康に気を使ってもらってることだし)、とかそんな気持ちの悪いもの食べないで(お前が嫌なら)男の戦場が仕事場なら女の戦場は家の中です、疲れて家に帰ってきて争いたくもありません、徐々に徐々にしかし確実に家の陣地は女の物となって行き、もっと子供の面倒見て、家事も手伝って、たまには・・・気がつくと家は安らげる場所じゃなくなってきます。
女の人は同性比較嫉妬羨望自分も動物です。友達が旦那にこんなことをさせたり、したりして貰っていると自分もとなり負けたくない欲望に取り付かれしわ寄せは男に来ます、挙句の果ては社用や接待などで帰りが遅くなると、仕事の負担が増えてイライラするのか、あなた浮気していない?あらぬ嫌疑が、仕事に行ってからも遠隔管理しようと・・これは女の人の母性と言うか本能的なものもあるのでしょうが、完全に男の行動を自分の柵に閉じ込めてはいけません。男は必ず飛び越え浮気を誘発することになります。いつでも逃げ道を少し開けておくか見えても見えてないフリをしてやらなければ成りません。
男の力が10あったとして、自分が5、子供に3、何かに2 取られてしまうと仕事が出来ません、女の人は自分で自分の首を絞めることになります、何?これくらいのこと出来ないの?
愛してないの? そんな問題じゃなくもっと物理的なことなのです。女の人にも言い分があるのはあるでしょう(当然です) 家事を分担するなら仕事も分担し、それが難しいなら仕事に対し干渉することなく時間にも手をつけず、家の中のことは責任をもって自分がこなす。それでも負担させたかったら、もって来るお金が減っても文句は言わない。手も足も2本づつしか無いのですから、これは男も女もたとえ相手を変えても堂々巡りのハルマゲドンなのです。