何時の時代も人の世は変わり続けて来ましたが。今進行している産業革命は何だか混沌として予測しきれないところがあります。漠然と物凄い可能性を秘めながら人智では補い切れない不確実性を感じます。人間が創った人工知能が自ら考え自ら創造し全く新しいシステムを構築する。何が出来てくるのか?何が変わっていくのか?是非とも人工知能自身に解説をお願いしたいところです。
20世紀に発展した最先端技術はCPUを光の波長限界の分解能で高速、省エネ、小型化を
推進してきました。そのCPUで構成されたスーパーコンピューターは今や人間の頭脳を遥かに凌駕した速度で情報を分析し、判断し、指令する言わば人工頭脳となっています。3次元シュミレーターはこれまで不可能だった構造の解析が可能で全く新しいモノ造りや先端医療の現場医師の確実なオペの判断補助として既に活躍しています。
今までは現場で培われた技術やアイデアは個々のノウハウとして登録され知的財産として保護されてきましたが、これからの人工頭脳は膨大なクラウドデータベースの中の1必要データとして抽出し、利用し、組合せ、判断して全く別次元の知的財産を産み出していくことになります。最先端の先端に、より先端を足していくのではなく最先端と最先端の谷間に今まで人間の頭脳では創造できなかった技術を埋め込んでゆくかも知れません。
最先端技術の周りが全部埋め尽くされた時、人類若しくは人工頭脳はレベルアップし全く新しいコスモロジーの夜明けをみるかも知れません。既存の技術や方法の延長ではないので不可能だったことが可能になったり、見えなかったモノが見えるようになっていくでしょう。UFOの推進技術も、もしかしたらその延長上にあるのかもしれません。
これらの可能性はクラウドデータベースをオープンにし、共有し、相互利用することによって導かれるので、当面はセキュリティ問題が残るでしょうけど、そのうちセキュリティそのものが無くなってしまうかも知れません。端末は殆ど全ての人が手に出来るので人工頭脳の脳細胞の一つとしてそのネットワークに参加し、全ての人の脳細胞のネットワークが構築され人間も本当に必要な知識や方法を共有し新たな進化を遂げるかも知れません。