みなさんお久しぶりです(≡^∇^≡)
あきです

長い間更新ができていませんでしたが、ここ最近ずっと忙しくストレスフルな生活を送っています。。。笑
家では時間を見つけて卒業論文に取り組み、歌のほうも試験やコンサートがたくさん控えているのでそれの準備に追われています・・・(x_x;)
でも忙しいながらも生活は充実しています

残りわずかの大学院生活といううことが常に頭にあるので、特にレッスンなどは毎回毎回大切に受けています

まだまだ学ぶことがたくさんで、時間が足りないですが自分にできる限りをつくして残りの学生生活を過ごしていきます

ちなみに先週の土曜日は、アウグスブルクの町が主催する「芸術の長い夜」という企画がありました

この企画は夜7時から12時にわたって、アウグスブルク内の様々なホールで色々な演奏が同時に行わるもので、お客さんは全体チケットを買うと全ての演目が見放題というシステムになっています

私の大学からも出演者が多数いて、私もそのメンバーとして参加してきました

綺麗なロココ調のこじんまりとしたホールで歌ったのですがお客さんはほぼ満席でした

こんな素敵な内装のホールで歌ったのは初めてでした

本来なら、このホールに最後まで残って最後の11時過ぎの演目でコーラスとして参加する予定だったのですが、急遽私は他の予定が入り、一気に大忙しな一日になりました

というのも、当日8時ごろいきなり声楽の先生から電話があり
「今どこにいる?Arvo PärtのStabat Mater歌ったことある?今日ソプラノで歌うはずだった共演者の女性が交通事故事故で今いきなりキャンセルしたから今、急遽歌える人を探してるの!」
と言われ、聞いたこともない曲目だったのでとりあえず
「私は今家にいます。その曲は歌ったことないです・・・」
と答えたのですが
「そんなに音はややこしくないから、いきなりだけど彼女のかわりに歌ってくれない?」と言われたので、もしかしてソロを頼まれてるのかな?と思ったのですがそんなわけあるまい!!と思い
「合唱として参加ということですか?」と聞き直すと
「ソロでよ」と言われ、どうしようかすごく内心怖くなりました・・・とりあえず楽譜も見ていないのに返事はできないと思い、
「楽譜を見てから歌えるかどうか返事してもいいですか?」と答え、すぐに先生に会って楽譜を見せてもらいました。。。
テクニック的には難しそうなところが多々見受けられる曲でしたが、曲のテンポがいつもゆっくりで歌詞もややこしくないので、とても怖かったですがこの申し出を引き受けることに!!
先生はとても喜んで「ありがとう!よかった!これで中止にしなくてすむわ!」と言ってくださいました★
ただ、本番までに残された時間はたったの3時間、しかもその3時間の間に私は他の本番が2つあったので、本番前のわずかな時間に控室で楽譜とひたすらにらめっこしました

幸い私はピアノなしでも音とりできるタイプので助かりました

私がひたすら真剣に控室で楽譜を見ていたので、周りにいる生徒たちが「それ何?いつ歌うの?」となどと聞いてきて「さっきいきなりこの楽譜もらって急遽歌うことになったから今必死に譜読みしてるの・・・」と言ったらみんな驚いていました!
当たり前ですが・・・笑
音とりはなんとなくできたのですが実際声を出して練習できる場所がなかったので、それが一番怖かったです

そんなこんなで2回目の本番が終わった後はすぐに次の本番会場へ!
先生からも電話があり「会場の前で待ってるから!」と言われ、走って会場まで行きました

この時点で、本番までの時間は約20分ほど!
「1度練習することはできますか?」と質問し、ざっと通しの練習をさせてもらいました。
弦楽器3人、私、先生、そしてもう一人のテノールの人、合計5人というメンバー構成でした。
まぁ、合わせをしてみてびっくりしました

まるで間違った音で歌っているかのような変な和音がたくさんあり、これってこんなにややこしい現代曲だったんだ!!と初めてその時知りました・・・笑
ハモりが何とも変な感じで、いきなり綺麗な和音になったり不思議な曲でした・・・
歌うまでは、「なんで私なんかにこんないきなりの代役を頼んでくるんだろう?」と不思議に思っていましたが、歌ってみて納得!!
絶対音感を持っている人でないと、こんな曲をいきなり初見で歌えないからだったんですね。
そして私の譜読みが比較的早いことも先生は知っていたようです。
譜読みにかかる時間なんて先生に話したことはありませんでしたが、なぜか先生はわかっていました!
合わせをしている最中には、もうすでに会場に人がちらほら・・・初めは「会場の人かな?」とか思って全然気にしていませんでしたが、歌い終わって客席をみたら、お客さんだったということに気づき、何も知らずにリハーサルしてたことがなんだか恥ずかしくなりました・・・
そしてあっという間に本番!!
歌う前に、先生が少し今日のことについて説明しました。
「みなさんに不運と幸運のお知らせがあります。今日歌うはずだったソプラノの方が、急遽キャンセルされました。彼女の家族が大事故に遭い、すぐに駆けつけなくてはいけない状況になり彼女は今歌える状況ではないので急遽、現在大学で勉強している彼女が初見で歌うことになりました」と説明し「あっ!ソプラノの人自身が事故にあったのではなくて、家族の人だったんだ!!」とここで初めてちゃんと話を理解しました(・_・;)
コンサート前にいきなりこんなことが起きるなんて大変だな…と思ったと同時に、世の中なんていつどんなことが起きるかなんてわからないなぁ。。。としみじみ感じました

そしていよいよ演奏がスタート!
本番中は、間違えないようにずっと楽譜にかじりつきながら目を忙しく動かして歌いました。
弦楽器の前奏のあとにいきなり私が歌いだすものが多かったので、弦楽器が今演奏しているところを必死で目で追って、歌いだしを間違えないように緊張しながら集中していました。
歌詞や音はほぼ間違えずに歌えたのですが、声がすべてちゃんと綺麗に響かせられなかったり高いほうの音程が低かったりして、自分ではすごく残念な出来でした

いきなり歌っているので、自分の納得いくように歌えるほうが珍しいとは思いましたが、楽譜にばかり集中している分、声の事がほとんど考えられず、そして声を出すための十分な準備できず、自分の普段の実力がもろに出てしまいました

自分がどんなテクニックに欠けているかということは普段から知っているので、それがやはりできなくて自分のできなさにがっくりしました

しかし先生や共演者はすごくほめてくれて、お客さんの拍手もすごかったのでびっくりしました!もちろん拍手は出演者みんなに対するものなので私だけに対してではありませんが、あんな私の演奏だったけど、こんな拍手をしてくださるんだ!という少し安堵の気持ち、そして最高の演奏ができなかったという申し訳ない気持ちもありました

終わった後はホッとするというよりも、自分の出来に対する不満でとても複雑な気持ちでした。。。でもこんな貴重な体験ができたことに感謝です

先生と一緒の舞台に立てるというなんとも貴重な体験をさせていただき、何よりです

今回の反省点を生かして、これからもがんばっていきます!