最初は担当ではなかったある患者さん。
そのうち、私が担当になった。
個人的に好きな?可愛くて仕方ない....と云っても、皆さん平等なんだけど(笑)、多分、相性が良かったのかもしれん。

と云っても、90歳を超えたおばぁ。
少々認知もある。
お風呂嫌い。

お風呂拒否が多く、洗体はOKだが、洗髪は拒否。
洗髪拒否が続くと、シラミとかの可能性も出てくる。

以前の患者さんで、お風呂拒否が強く、気付いたらシラミがいて、毎日入浴。
ご家族さんも協力的だったのもあったが、大変だった。
何がって、一番大変なのは、ご本人だったと思う。
退院までには、無事にシラミも退治できた。


これもあり、この患者さんにシラミは避けたい。と思い、どうにか入ってもらえるよう、言葉掛けを考えた。
洗髪は特に拒否は強いし、お風呂事態も嫌い。
「あらん!入らん!ムカッ
と、入浴場まで行って、怒られる事もしばしば涙
が、私なりに愛情かけ、愛情かけ、入ってくれた時には、ねぎらいの言葉、感謝の言葉、気持ちも忘れずに伝え接したら、入ってくれるようになった。


もちろん、他の職員さんが担当の時も入ってくれる事もあるが、比較的、入ってもらえる確率が高かったかも。



このご家族さんにもお世話になった。


90歳過ぎて、過ぎなくても誰でも新しい環境って慣れない、家に帰りたいすると思う。
そんな中、少しでも笑ってくれたら....と、笑顔は大前提に、笑ってもらえるよう接してみた。
私は、この患者さんは、笑う人なんだと思っていた。
あるとき、息子さんにあたるご家族さんが、

「もう、笑顔は見れないと思っていた。有難う。」

と話してくれた。
正直、びっくり。
夜中、トイレの際に、私の顔を見て笑われた(笑)
理由を聞いたら、

「大きな目してー!」

と云ってた(笑)
このご家族さんは、マメに来てくれていたが、一日にしたら、数十分くらい。
今思えば、私はこの患者さんの笑顔をたくさん見れたのかもしれない....
と、思った。



笑ってもらえるよう、心掛けていた事は良かったのかもしれない。
この患者さんにも、一瞬でもいいから伝わればいいと思ったし←認知があるため。それが、ご家族さんにも伝われば、その方の笑顔をご家族さんが見れたら、ご家族さんの為にもなるのかも????




いろんな事があるから、一概には云えんが、介護の仕事は奥深くて面白い。
ただ、まだまだ、引き出しがないから、行き詰まる事が多々だが苦笑





近々、このご家族さんにお礼を伝えに会いに行ってみよう車