産まれてきたてんちゃんは、お顔だけチアノーゼ状態で黒くなっていました。
でも、身体はすごく大きくて真っ白で…
長男の産まれた時の身体つきと、本当にすごくそっくりで、兄弟なんだなー、すごいなーと思いました。
顔が黒いのには、理由がありました。
産後の処置をしながら、
師長さんと先生が教えてくれた話によると…
破水させると、てんちゃんは口と鼻を出してきたそうです。
頭が柔らかいのがわかってて、自分で骨のある固い部分から、産まれようとしたんだろうねー!
賢い子だねー偉いねーー‼︎
と、すごく褒めてくれました。
てんちゃん…あなたは…なんてスゴイ子なの…
と、また涙が溢れてきました。
鼻と口から出てきて、頭もどうにか出たけど、肩から先が中々出れず、心拍も弱って、状態も悪くなってしまって、お腹を押して出してくれたそうです。
でも、どうにか全身が出た時には、すでに息をしていなかったそうです…。
みんなが諦めかけた時に、ママの声で息をしだして、ビックリしたし、すごく感動したんだよ。
と言われて…
てんちゃんは、なんていい子なんだろう…
母親の私が…もっともっと頑張ってたら…
てんちゃんの首もしまらずに、苦しさも減らしてあげられたんじゃないか…
頑張ったつもりだったけど、そんなママなんかよりも、もっともっと苦しくて頑張って頑張って…てんちゃんは産まれてくれたんだ…
黒くなってしまった顔を見つめて、申し訳ない気持ちと、頑張ってくれたことへの嬉しさと感謝と…色んな気持ちでいっぱいなりながら、泣きながら、てんちゃんを抱く旦那を見つめていました。。。