あおによしならはそらにみつ~神仏巡拝~

あおによしならはそらにみつ~神仏巡拝~

『神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添ふ』
この格言を日々実践するべく、年間150社以上(延べ520社以上)の神社仏閣に参拝している、
大和奈良の井志田和叶が、巡拝した神社仏閣の神仏への感謝と崇敬の念を綴っていくブログです。

いつもありがとうございます。
大和奈良の井志田和叶です。
 
 
皆様…
 
昨日は「海の日」でしたが、どのように過ごされましたでしょうか?
 
 
井志田家では、家族で海水浴に出かけました。
 
 
でも…
 
海水浴に出かけるにあたり、ひとつ問題が…
 
 
私の大好きな奈良…
 
第二の故郷奈良…
 
 
そして…
 
海なし県の奈良…
同じ海なし県の、栃木、群馬、埼玉、長野、山梨、岐阜などの県民の皆様は…
ナカーマ!
東日本や南日本などの皆様、意外にも京都には海があるのです。
滋賀は、近江(淡海)の由来となった琵琶湖があるので、湖水浴ができますね。
 
 
私の生まれ育った茨城は、東側がすべて太平洋!
 
海水浴は夏の日常…
 
 
だが、しかし…
 
奈良っ子の海水浴は夏の一大イベント!!
 
なのです!
 
 
というわけで、京奈和道(京都、奈良、和歌山を結ぶ道路)をひた走り、和歌山県と大阪府の境目あたりにある海水浴場へと出かけたのでした。
 
 
そして…
 
海水浴の帰り道…
 
 
クルマを運転しながら…
 
寄りたい、行きたい、参拝したい…
 
とカーナビを凝視し、一心に念じる私に向かって…
 
 
おかあちゃん(私の妻です)から、歓喜のひとことが…
 
 
「おとうちゃん(私のことです)…

 

どこか行きたいトコがあるんじゃない?
 
いいよ、行っても。
 
ホンマ、しゃーないなぁ」
おお、女神さま…
 
 
前置きが長くなりましたが…
 
というわけで…
 
 
和歌山県かつらぎ町にあります、紀伊国一之宮の「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」に参拝してまいりました。
 
 
≪三五八≫
 
 
外鳥居です。

朱色が鮮やかですね。
 
 
高野山などとともに…

世界遺産の構成資産です。

 

 
輪橋という太鼓橋を渡ります。

 
 
内鳥居の前には禊橋(みそぎばし)があります。

川を渡ることは「身を浄める」「生まれ変わる」ことにつながります。
 
 
内鳥居です。

奥には朱色がキレイな楼門が見えますね。
 
 
丹生都比売神社は、紀伊国一之宮です。
 
私は、今回の参拝で、紀伊国の一之宮である三社にすべてお参りすることが叶いました。
 
ありがとうございます。
 
 
ちなみに…
 
ほかに紀伊国の一之宮とされる神社には…
 
 
日前神宮・国懸神宮(和歌山市)
 
伊太祁曽神社(和歌山市)
 
 
があります。

 

 

丹生都比売神社は、高野山や弘法大師・空海様と繋がる聖地…

 

日前神宮・国懸神宮は、皇祖(天皇の祖先)に繋がる圧倒的な御由緒…

 

伊太祁曽神社は、紀伊国(きのくに)の古い呼称である「木の国」にちなみ「木の神様、植林の神様」である五十猛命(いたけるのみこと)様をお祀りしている…

 

 

甲乙つけがたい、有り難い御由緒の一之宮ばかりですね。

 

 

手水舎です。

 
私は、手水舎で手を清めるときに、つぎに参拝される方のために柄杓(ひしゃく)を整然とならべるようにしているのですが…
 
この写真では、柄杓がきちんとならべられていないですね…
 
面目ない…
 
 
「阿形」の狛犬さまです。

目ヂカラが半端ないです。
 
 
「吽形」の狛犬さまです。
こちらも圧倒的な目ヂカラです!
 
 
重要文化財の楼門です。

本当にうつくしかったです。

 

 

神社名にある「丹」とは、朱砂の鉱石から採取される「朱」を意味しています。

 

その鉱脈のあるところに「丹生」の地名と神社があり、丹生都比売大神様は、この地に本拠を置いていた、日本全国の朱砂を支配する一族のお祀りした女神とされています。

 

全国に、丹生神社は88社あり、こちらの丹生都比売神社がその総本社です。

 

 

御祭神はこちらです。

 

第一殿

丹生都比売大神 (にうつひめのおおかみ)様、

 

通称「丹生明神」とお呼びします。

古くよりこの地でお祀りされていた神様です。

 

第二殿

高野御子大神 (たかのみこのおおかみ)様、

 

通称「狩場明神」とお呼びします。

丹生都比売大神様の御子神様と伝わり、高野山開創と関係する神様です。

 

第三殿

大食津比売大神 (おおげつひめのおおかみ)様、

 

通称「気比明神」とお呼びします。

承元2年(1208年)に、気比神宮(福井県敦賀市)からの勧請と伝わります。

 

第四殿

市杵島比売大神 (いちきしまひめのおおかみ)

 

通称「厳島明神」とお呼びします。

第三殿と同年に、厳島神社(広島県廿日市市)からの勧請と伝わります。

 

 

楼門が拝殿を兼ねる形式ですね。

 
楼門の奥にある、御本殿も重要文化財です。
 
 
参拝中に、楼門の右手にある建物から、笛の音と鈴の音が聴こえてきました。
 
どうやら、祭祀のための練習をされていたようなのですが…
 
 
その軽やかな調べが、奏上していた天津祝詞や神社拝詞とシンクロして、なんともうれしい気持ちになりました。
 
こんな歓迎のされ方もあるんだなぁ…
 
 
境内の様子です。

 

 

弘法大師・空海様は、唐で習得した真言密教の修験の拠点を、神々の鎮まる山である「高野山」に求めました。

 

その手始めに、高野山の守護神として、こちらの丹生都比売大神様と高野御子大神様をお祀りする社を建てられたのです。

 

これが、日本における「神道と仏教の融合(神仏習合)」の始まりといわれています。

 

 

 
 

 
 
≪三五八≫
 
 
鏡池と輪橋です。

駐車場側からの眺めです。
 
 
この日は、夕方近くの参拝となってしまいましたが…
 
早朝に訪れたい、清々しい神社でした!
 
 
神仏習合の聖地はどちらもすばらしいですが、高野山の玄関口にお祀りされたこちらの丹生都比売


神社もまた、たとえようのないすばらしいところでした。

 
 
丹生都比売大神様、またかならず参ります。
次回は海水浴の寄り道などではなく…
 
 
ありがとうございました。
では、また。
 
 

あさもよし いたきそとおりわかのうら

ひろうにうつるこんごうのみね