母は70歳で永眠しました。
敗血症はほぼ治っており、
血液の数値もかなり改善され
これから体力を戻し、食べられるように
しようと計画していたところでした。
原因は誤飲。腹水がとてもたまっており、
胆汁を夜中少し戻してしまい、その時は
看護師さんが吸引してくれて問題なかったのに、
朝9:30頃今度は大量に戻し、その時
出しきれずに誤飲したのではないか
ということでした。
この時も吸引してくれていたのですが、
量が多くて追い付いていなかったのかも
しれません。
すぐに呼吸と心臓が止まり、父と妹に
連絡が入って、全員が病院に向かいました。
1番先に妹が着いたのですが、既に1時間も
心肺蘇生をしても戻らないということは、
脳死状態で、戻る可能性は0%ということで、
苦痛でしかないとの判断で、止めました。
そうしたらほんの少しだけ自発呼吸と脈が
振れたので、人工呼吸器を着けてくれたの
ですが、それも直ぐに止まってしまいました。
その後、兄と私が順に到着し、人工呼吸器を
外しました。
意識のある状態で皆で穏やかに看取りたいと
思っていましたが、出来ませんでした。
なくなる前の1週間は、敗血症が回復して
きていたので、意識がはっきりしており、
でも体力がなくなったため食事もとれなく
なり、トイレにも行かせてもらえませんでした。
トイレに行きたいと必死になって
訴えていたのに、血圧が急激に上下
するからと、行かせてもらえず、
母は悔しくて泣きそうな、諦めたような
とても悲しく辛い表情をしていたと
父は泣いていました。
美味しいお刺身を食べたいと言っていたのに、
食べさせることができませんでした。
考えるときりがなく、悲しさや悔しさに押し潰されそうになります。
でも、やっと苦しみから解放されたのかなと、
そう思うしかありません。
母の生命力はすごかった。頑張りがすごかった。私よりよっぽど強かったです。
母のように強くなろうと思います。
ほとんど更新のない私のブログに来てくれた方、励ましてくれた方、良いねを押してくれた方、とっても励まされました。
残念な結果にはなりましたが、今までありがとうございました。