知っている人は知っていると思いますが、
私、本読むの大好きなんです。
これからは、私の読書の一部を記録として残していこうかなと思います。
2008年、残りわずかという時に、すばらしい作家に出会ってしまいました。
いしいしんじ
この人すごいよ。。。
すごいっていう言葉しか出ないくらい、圧倒されてしまいました。。
わかりにくい表現ですが、
なんていうか、一枚布にくるまれているような、
淡々としているけど、
じわじわと浸透してくるような文章を書かれる方です。
外国の本を翻訳したものを読んでる感じ。
ストレートに入ってくるわけじゃなく、少しずつ、少しずつ、染みてきます。
なんで今まで読まなかったんだろうって思うくらいすばらしいです。
すっかりはまり、一気に何冊も読んでしまいました。
・「麦ふみク-ツェ」
この本でいしいしんじに出会いました。
ほんと衝撃でした。。
読み始めてびっくりして手が止まらなくなりました。
ひっぱりこまれる感覚。
この感覚久しぶりです。
自分が生まれ持ったものを大切にしようと思える作品。
全てのことに意味のないことなんてないんだなと改めて思いました。
自分の人生振り返ってみたくなる。そして、すがすがしい気持ちで明日を迎えられる。
読めばわかります。
感動して泣きました。
・「プラネタリウムのふたご」
一番好きな作品です。
この本も泣きました。
悲しいけど、あったかい。
泣きたいほど悲しいけど、
泣いた後に優しさに包まれている感覚が残ります。
だますこと、だまされることがテーマの作品。
読んだらプラネタリウムに行きたくなります。
・「ポーの話」
これまた不思議な話。
上の二冊より、話に入り込むのに時間がかかりましたが、
ラストまでがやっぱりすごい。
・「トリツカレ男」
これも泣きました。
言葉の一つ一つを大事にしたくなる短編です。
何かを一生懸命に頑張っている人に読んでもらいたい。
私はネズミの一言に救われた気がしました。
この人の本は、
小説、というよりは、物語という表現がぴったりかもしれません。
どの本も読むたびに心に響く言葉は違うんだろうなと思います。
感じ方も捉え方も人それぞれだと思います。
ぜひおすすめしたい作家ですが、
人によっては「?」
ってなってしまうかもしれません。
よかったら読んでみてください。
そして、感想教えてください