呼吸(いき)をする
月は満ち引きを繰り返し
花はその短い生命(いのち)を終える
当たり前のことが
何よりも大切でいとおしい
そう思えるようになったのは
大事な人を失ってからだった
何が正しくて
何かが間違っている
そんなしがらみから脱け出したくて
日々足掻いていた
毎日は風のように過ぎていくけれど
想いは募るばかり
泣きたくて、苦しくて
でも時間は待ってくれなくて…
そんな僕に手を差し伸べてくれたのは
優しい光を纏った君だった
呼吸(いき)をする
風を感じて立ち止まる
人は前ばかりを向いては進めない
だけど
この世に生きているのなら
歩き続けていきたいんだ
光の射す方へ
まだ見えぬ明日へ…