8.超短編『サレ妻 朝起きたら夫の浮気相手になっていたので復讐を開始します!』
作者プロフィールです→★【サレ妻】朝起きたら夫の浮気相手になっていたので復讐を開始します!サレ妻 朝起きたら夫の浮気相手になっていたので復讐を開始します!【あらすじ】朝起きたら、夫の不倫相手になっていた?!夫も私を不倫相手だと思っている。これは復讐のチャンス!ただ”私”はどこにいるの?第8話 彩は手を挙げ、近くの男性店員を呼んだ。「あのさ、あの子にお水をお願いしてるんだけど」 ちょうどこちらに背中を向けていた無愛想な女性店員を顎(あご)で指(さ)して、高飛車(たかびしゃ)に非難(ひなん)する。「まだ持って来れないの? ここの店、どういう教育をしてるの?」 自分だったら絶対に言えない横柄(おうへい)なタメ口(ぐち)言葉。 でも、今の私は牧田涼子。 だから、何を言ってもいい。 まわりからどう思われたって、構(かま)やしない。 どうせ、すべては牧田涼子に返るのだから。 呼びつけた男性店員は、平謝りですぐに水を持ってきた。「ちゃんと注意しておいてよ」と、釘を刺すのも忘れない。 言いたいことを言うって、何て気持ちいいんだろう。 ひとり悦(えつ)に入っていると「お前、本当に今日はどうしちゃったんだよ。なんか、涼子らしくないぞ」と、向かいから、純也が水を差してくる。〜続く〜←前ページへ次ページへ→↑最初のページへ