「線は、僕を描く」という小説を読み直した。
出版は6月くらいだけど、連載されているマンガが佳境に入りつつある。
主人公は、水墨画の巨匠とふとしたきっかけで知り合い弟子入りする。
過去のできごとから悲しみの世界で独りたちすくむ主人公に対し、
「自分の心の内側を見ろ。」「花に教えを請いなさい。」と言葉を投げかける。
師匠の言葉に忠実に向き合う主人公。
師匠や姉弟子との交流を通じて過去の悲しみから徐々に癒され、
クライマックスで真正面から向き合って乗り越える。
ラストでは、この世にある本当に素晴らしいものに気づき、受け入れていることを感じる。
これを読むと、表現したいって気持ちが刺激される。
かたちや綺麗につくることじゃなく、自分の根源的な何かを表現することを。
俺にとってはそういう気持ちをすごく思わされる小説だなと思う。
俺は書道をやっているけど、どうしたらいいかわからない。
ゆくゆくはそちらも考えていきたいんだけど。
そう考えていって、いまの俺にはそれが言葉なのかなと思う。
ずっと小説を書いてみたいと思っているけど、いまできることをやればいい。
気づいたことを書いていきたい。
キレイじゃなくていい、生々しい気持ちを表したいって思う。
主人公はまわりの幸せを受け入れて、満たされていると言った。
それって1つ1つはすごく微細なもの。
自分の心を柔らかく穏やかにすることで、感じられるんじゃないか。