感想としては｢やられた～｣って感じ。同じく東野圭吾の作品に『新参者』があるが、あれは１話完結のストーリー展開。推理力を働かせるというより、｢１話ずつ感動して読んで下さい｣って感じ。今回も｢新参者みたいな１話完結のストーリー展開だなぁ｣と思い油断していたが、最後には・・・そうきたか
作者の意図に引っ掛かりました
簡単にストーリーを記すと、ある日、都内で連続殺人事件が発生。それぞれの殺害現場には、あるメッセージが…。それは次の殺害現場を予告する暗号が残されていた。刑事がそれを解読し、次の殺害現場となるであろう場所が判明。それは一流ホテルである『ホテル・コルテシア東京』。しかし容疑者もターゲットも不明。そこで刑事達はホテルマンや客に扮装して潜入操作をする事に。
話しはホテル従業員の山岸尚美とホテルマンに扮装した刑事の新田のコンビを視点に展開する。
様々なお客に対応していきつつ、次第に謎が解けていく。
個人的には、ストーリーが進むにつれて山岸尚美の素の部分が見え、また新田の刑事でありながら、ホテルマンとして成長していく過程が読んでいて楽しかった
