僕は80年代末から90年代中頃迄のTAMA Drumsが好き。
勿論、現在のTAMA Drumsも好きなんだけれどブランドイメージが大分変わってきてると思うよ。
ドラム業界全体が
「自然に最大限胴を鳴らす」
「シェルは薄目でアコースティックな響きを狙う」
と言う流れになってきたのは90年代半ば位からじゃないかな。
そして、バブルの頃は良い木材が沢山出回っていたという話も聴く。
作りも豪華絢爛。
今は丈夫だけれどより軽く、シンプルというのが流れだと思うよ。
さて、僕の所有しているTAMA Drumsの当時の実質的フラグシップモデル。
Bird's Eye All Mapleのスネア二台。
僕の手元に届いた時点でフープやスナッピー、ヘッドは交換しているけれど、
大元の仕様は粗々一緒。
TAMA Drumsは親切で過去の通常カタログを全てネットで公開しているので
中古で購入したり、長く所有しても
特注や改造品で無い限り突き止めることができる。
非常にありがたい。
こちらはBird'sEye All Maple ArtStar Custom Ⅱ
カタログ上では1992年から1993年迄のカタログに掲載。
ドラムセットと同じ材質とのことなので
恐らく内外の表面だけが鳥目が出てる材なのだろう。
*スネアの掲載文は100%鳥目のメイプルともとれるが...。
なお、9Ply6mmとのこと。
当時としては非常に薄いシェルだね。
バブルの頃ってSONORが厚いシェルで世界を圧巻し、Pearlも付随してZを出したもんね。
1994年はカタログ出していない。
1995年に現在のTAMAを象徴するStarClassic掲載。
このインターバルの間に流れに何かしら変化が生じていることを想像させられる。
(事実、StarClassicが発売されたもんね。)
1995年のカタログのみに掲載されているのが
ArtStar Custom Bird's Eye All Mapleで
カタログ上は9Ply7mmとなっている。
変更されたのだろうか?
その他の仕様は変わってない。
当時のStarClassicはMapleのみで9Ply5mmで、当時より合板が薄いということだね。
現行のは6Ply5mmなので。
初めてStarClassicを叩いたときはパワー不足を感じたっけ。
テンションも8だけだったんだね。
そういったこともあって、何となくStarClassicのMapleって余り興味が無い。
現行のはパワー不足とは感じなかったけれど...。
僕は余り薄すぎるシェルは好みではないようだ。
初めて購入したスネアがGibraltalだもんなぁ。14Ply18mmの深さ8”だもん。
Bird'Eye All Mapleをどちらか手放そうかと思って調べた覚書。
この二台、違いを付けようと思って片方はフープ交換したまで。
手放すときは戻してからだね。
PearlのFat Tone Hoopとても気に入った。
次試したいのはTAMAのBrassのArcHoopだなぁ。