Kの刺青の中で
「Be Strong」
って綴られているのがあった。
「それ以上強くなってどうすんの？」
密かによく突っ込んでいた僕でした。
いや、もしかたしたら本人にストレートに言っていたかも...。
彼は本当に
優しい人でした。
強い人でした。
繊細な人でした。
器の大きな人でした。
ウソをつけない人でした。
人を裏切ったり傷つけたり決してしない人でした。
純粋な人でした。
いつも友達想いでした。
死因が心不全と発表されたから
自殺だと言いたい人もいるでしょう。
でも彼は絶対に自殺なんてしない。
もし、自殺してしまったら今までの彼の言葉や音楽が嘘になってしまうでしょう？
僕がGunDogに居たときからよく言っていたよ。
「カッコ良く歳をとりたい、ずっと歌い続けたい。」
...ある意味、その通りになったけれど、早すぎだよ。
スピリチュアル的によく言われるよね。
生まれる時に、場所や時間、どの家庭に生まれるのかと同時に
何時、どのような形で死ぬのか決まっている。
生まれた時にはその決めたことを忘れているだけって。
短いとか長いと言うのは人の勝手な価値観であって、
不幸か、幸せかと言うのは関係ないって。
それでも悲しいよね。
この一週間、なんだか僕は凄い落ち込んでいた。
冬で只でさえ鬱陶しいのに、落ち込んでいた。
悲しいというのを通り過ぎてなんだか良く分からない気持ちに苛まされていた。
「俺が死んだくらいで落ち込むなよ。」
Kなら笑い転げながらそういうかもしれない。
そしてこういうんだ。
「俺、凄い感謝しているんだぜ。
本当にありがとう。」
この気持ちを乗り越えたらまた僕は強くなれるのだろうね。