2012年2月26日 (日) 晴れ時々曇り
2月最後の日曜日
2日前に(準)臨時分娩があったりして慌ただしく、更新が止まっていましたが、我が家のみんなは元気です。
Sanatorioは概ね静かな日々に戻りました。
2日前、といっても昨日の未明の話・・・
ちょっと遠い近隣移住地から来てくれた患者さんの出産がありました。
つい2-3週間前までよその病院で妊婦健診を受けていた妊婦さんなんだけど、35週くらいになって、「羊水が少ない」し「赤ちゃんが小さい」から帝王切開でないと産めない・・・と言われたと。
その病院は近隣地域では日系人やドイツ人なんかにも信頼されている私立病院。
でも患者さんは、ずっとTVDを希望していて、当院に2nd Opinion的に相談に来たのが最初のご縁でした。
見たところ、やや小さめだけど-1.5SD以内で、日本人としては病的じゃない。
AFIも7-8と少な目だけどこれと言って・・・
NSTは良好で私の見立てでは「TVD可能」
前医ではCSの日付も決められて、切羽詰まった状態だったけど、いろいろ相談した結果、当院でのTVD tryとなったのであります。
で、おとといの夜に自然に陣痛が来て、昨日の未明に、初産なのにとってもスムーズに問題なく39週2500超の赤ちゃんを出産したのでした。
TVD希望の妊婦さんがよく相談に来て教えてくれる内容で、パラグアイの産科医の特徴というか性質(教育の問題)?、妊娠後期になって急に「帝王切開でしか分娩できない」と言われてます。
その理由が、破水とか骨盤位はまあ仕方ないとしても、「羊水が少ないから」とか「へその緒が巻いているから」とか「羊水が濁っているから(エコーで何でわかる
)」とかが主な理由。
あと移民で多民族がまじりあって住んでいるから2500gくらいの日本人の普通の大きさだと「小さすぎる」とか言われちゃったり。
(ドイツ系や大きいパラグアイ人なら6㎏の赤ちゃんってのも時々耳にします。)
産科医がエコー医に任せて、自分でエコーしないのも問題はあるな~
日本の産婦人科医にしたら CSの適応は? 何が基準で危ない?
って感じなんだけど、これを本気で患者さんに伝えるらしい。
(あるパラグアイの産婦人科医によると「適応なんてない」と言う話も・・・)
その結果、日系人に限ったら帝王切開率は7-8割以上
3つくらいの病院を掛け持ちして、日本の医者ほど給料がよくないパラグアイの医者にとっては、帝王切開は医者にとって時間のコントロールもできるし、お金になる。
だから、ある程度お金のありそうな人(日系人も)を見たらいろんな理由付けて切ってしまうんじゃない?と思うのは私だけではないはず。
日本の医療ではそこまでの適当さはないだろうから、まあ恵まれています・・・
長くなってしまったけど~
今日は我が家の専属助産師Yさんがパラグアイを去る日になりました。
うちの5番目の子の出産が予定日よりも10日早まったのもあって、
「どうせ南米まで来たのなら・・・」と、希望があったBuenosAiresへの旅行じゃもったいないので、去年の11月に我が家が家族で行ったPatagonia旅行をお勧めし、旅行会社にツアーを組んでもらって旅立ったのです。
昼にはTさんのお誘いで、Parana川まで最後のAsadoへ
時間ギリギリまでホルモン焼き(チンチュリン)や焼き鳥を頂いて、楽しませていただきました。

そして夕方には、いつもガイドしてくれるAさん同伴で、私は初のPosadas空港へお見送りに。
Pasadasの空港はアルゼンチンの地方空港らしく、ガラガラで、受付開始は南米時間で予定の30分遅れ
夜7時半。
中に入ったYさんを見送ってAさんと「帰国」の途に就きましたが、ちゃんと飛んだかな~

アルゼンチンからパラグアイへの橋を渡ったころにはすっかり辺りは暗くなっていましたが、私とAさんは「ちょっと遊んで帰ろう」という事になりまして・・・
数日ぶりのCasinoで夕飯代をGetして、たらふく食べて帰ってきました
妻も私も、身内のいないパラグアイでの出産で、Yさんには出産の手伝いや子供の相手、さらに家事のお手伝いまで、いろい~ろ大変お世話になりました
(三人の患者さんの出産助手も・・・
)
あと1週間の南米の旅が無事で、いい思い出になることを心から祈っています