さて、前回は金次郎の〈生い立ち〉について書きました。
今回は〈地方経済の復興〉編です。
金次郎の行った対策は3つ
1.幕府に対して、ノルマの改善
4000俵のノルマは現状の年貢に近い1005表にした。
(その前の年、上げた年貢は962俵)
1005俵を達成したら、荒れた農地を耕すなどして、
次の年の対策の時間に充てた。
2.幕府に対して10年計画の交渉
10年後荒れ果てた農村から
2000俵の年貢を納める農村に改革する!!!
1年毎にお米の生産量(年貢)の目標値を上げていく。
その為に、毎年荒地を開拓する時間とお米を作る時間をバランスよく振り分けて
無理なくお米の生産ができるように管理した。
以上のことを金次郎の裁量で実行するために、
殿様へノルマの交渉するとともに、
10年間金次郎の政策に対して殿様は口出ししないことも交渉した
のです。
3.入植者の誘致や低金利で農具を融資・表彰
加賀(石川県南部)や越後(新潟本州)からの入植者の誘致もして、
人口を増やした。
入植者に農具を低金利で貸したり、
農民のやる気を上げるためによく働く者へ農具を無償で与え、表彰するなど、
農民の目線に立った政策で徐々に成果を上げていきます。
さて結果は、、、、、962俵→