おデブなやんちゃ坊主だった僕は、小学4年くらいがピークに太っていました。5年生あたりからはサッカーを本格的にはじめ、身長が伸びると同時に徐々に痩せていきます。
オレはサッカーが好きだった。
当時はJリーグもなくマイナースポーツだった。
アニメのタッチを観て甲子園目指すのもかっこいいと思ったが、野球の才能は自分にはないと感じた。
幼馴染みのタカは野球に熱中していた。
でもやっぱりオレはキャプテン翼が好きだった!
その当時の1番の親友はキュウだった。
キュウは野球もサッカーもうまかった。
少年サッカーチームと少年野球チームを掛け持ちし、両チームでエースだった。
キュウとはいつも放課後には2人でボールを蹴っていた。
オレ達はリィフティングで50mボールを落とさず駆け抜けたり、ボールを奪い合ったりして、毎日のように技術を磨いた。
リィフティングは1000回位はできていた。
キュウはオレのことを『お前にはかなわない。センスが違う。』と言っていた。
キュウに認められるのは嬉しかった。
でも誰がみてもキュウのほうがすごい選手だった。
今で例えるなら、メッシやクリスティアーノ.ロナウドみたいに、あいつにボール渡せば何とかしてくれる!そんな奴だった。
高校では違うチームになるが、いろんなすごい選手も観たり、対戦もしたが、キュウほど凄まじい奴はいなかった。
キュウのプレーは地元の同世代では伝説になっている。
それ程の奴だった。
でも親父さんが医者だった。
だから現在キュウは医者になっている。
オレはとにかくサッカーが上手くなりたかった。
ポジションはFWだった。
太っちょのFWだ。
でもかなり動けるデブだった。
1990年のイタリアW杯で、太っちょのガスコインが活躍した時は希望をもらった気がした。
プロサッカー選手になりたい。
そう夢をみた。
つづく