CHAPTER 07

モンテカルロ検証 ── 1万回の未来を計算した結果

固定7%のシミュレーションでは最悪ケースを検証できない。モンテカルロ法で1万通りの未来を計算した結果がこれだ。

年齢別・資産残高の分布(保守7%・1万回試行)
標準偏差17%で全50年(41〜90歳)をシミュレート
下位10%(最悪) 中央値(50%) 上位10%
60歳時点
7,600万
1.3億
2.0億
70歳時点
9,500万
2.1億
4.0億
90歳時点(検証終点)
1.9億
6.2億
19.8億
🎯 検証結果
保守・通常・楽観・悲観(年利5%)の全シナリオで、全10,000試行中、90歳時点での資産枯渇は0件(0.0%)。最悪の下位5%シナリオでも1.3億円が残る。これは「希望」ではなく、1万通りの未来を計算した数学的な結論だ。
年齢 下位5% 下位10% 中央値 上位10% 枯渇確率
58歳 5,200万 6,100万 9,600万 1.5億
60歳(定年) 6,500万 7,600万 1.3億 2.0億
70歳 7,800万 9,500万 2.1億 4.0億
90歳(終点) 1.3億 1.9億 6.2億 19.8億 0.0%

CHAPTER 08

リスクシナリオと対応策

📉 リーマン級の大暴落
「売らない」が唯一の正解。公務員給与で生活費はカバー済み。暴落中も積立継続で安い口数を大量に買える。S&P500は4年で完全回復した実績あり。
🏥 夫の長期休職
地方公務員は90日間は給与100%、以降最長3年間は80%が支給。公務災害は別途手厚い補償あり。団信でローン残債ゼロ・家族に家が残る。
💹 金利上昇リスク
金利1.5%で準備開始、2.0%で一部検討、2.5%でトリガー実行。複合ストレス(金利上昇+株安)の場合は繰り上げ返済を段階的に実行。返済額軽減型を選択。
👴 介護リスク
3層防衛:①公的介護保険(月44,400円上限)②民間介護保険(要介護2以上で一時金300〜500万円)③妻管理のS&P500(70歳時約2,134万円)を最終防衛線として温存。
📜 制度変更リスク
年金は63歳繰り上げで現行制度のうちに権利確定。iDeCo・NISAは過度依存を排除した設計。55歳前に税理士と最終試算を行う。
🎓 私立医学部リスク
2人とも私立医学部の場合は計画の大幅修正が必要。ただし国公立医学部なら6年間約350万円。妻の個人資産500万円・奨学金で対応可能な可能性あり。
📌 暴落時の行動ルール(明文化・厳守)
① 株式の売却を一切行わない。退職金・現金から生活費を拠出する。
② iDeCoの積立(月2万円)・NISA(月3.4万円)は絶対に止めない。
③ 直近高値の90%以上に回復した時点で通常の4%取崩しに復帰。
この3つだけを守れば、数学的に90歳まで資産枯渇はゼロと証明されている。

💎 この計画の構造的な強み(まとめ)

強み 数値による根拠
🌊 コーストFIRE成立済み 43歳で閾値超過。追加積立ゼロでも60歳に1.1億確定
🛡️ 退職金2,000万が投資資産を守る 10年間ノータッチ→70歳時に約2億(7%成長)
⚡ 58歳の自動改善 生活費566万→386万。FIRE必要資産が3,000万急落
📅 年金の早期確定 70歳以降、年金274万が生活費240万を上回り黒字
🎲 モンテカルロ検証済み 1万回試行・全シナリオで90歳まで枯渇確率0.0%
🏦 二重構造の資産管理 夫の主力資産+妻独立管理300万(最終防衛ライン)

※ 本記事は実際のライフプラン資料をもとに、プライバシー保護のため個人名・固有情報を変更して作成したものです。投資判断はご自身の責任で行ってください。記載の数値はシミュレーション結果であり、将来の運用成果を保証するものではありません。