大相撲名古屋場所で現役引退した元大関・魁皇の浅香山親方(39)が19日、引退後、初めて出身地の福岡県直方市に帰郷した。
師匠の友綱親方(元関脇・魁輝)、充子夫人とともに市役所、警察署、JR直方駅を訪問した親方は現役時代と同様の着物姿。引退した力士は親方になればすぐにスーツ姿で公の場に出てくるのだが「やせることを想定してスーツを作ったんだけど、思った以上にやせられない」と思わぬ悩みを告白した。
現役時代の体重は170キロ。スーツは20キロ減の150キロ台を想定して作ったが、なかなか思うようにダイエットが進んでいないという。秋場所からは館内警備など親方として協会の仕事が本格的にスタートする。まさか、着物姿で警備にあたるわけにはいかず「秋場所までにはスーツを着られるように間に合わせます」と苦笑いした。
引退してもふるさとの魁皇人気は健在。JR直方駅では田中哲雄駅長(53)が大関昇進を記念し01年に命名された博多と直方を結ぶ特急「かいおう号」が今後も名前が残ることを発表。20日は市内で史上最多の通算1047勝で受賞した福岡県の県民栄誉賞と直方市特別市民文化栄誉賞の表彰式に出席する。郷土の温かい声援に「これからは直方から一人でもお相撲さんになってくれる子どもを育てたい」と第2の魁皇育成でふるさとへの恩返しを誓っていた。
◆鶴竜、大関へ「変化も」 〇…秋場所(9月11初日・両国国技館)で大関取りに挑む関脇・鶴竜(26)=井筒=が「立ち合いでの変化も技のひとつ」と決意を語った。墨田区の井筒部屋で稽古を終えた鶴竜は「(変化は)なるべく取らない方がいい」と前置きをしつつ「小さい力士は何でもやらないと」とがむしゃらに白星を奪いにいく。
◆琴奨菊、球児から刺激 〇…関脇・琴奨菊(27)=佐渡ケ嶽=が高校球児から刺激をもらい、秋場所で大関取りに再挑戦する。お盆休みを終え、4日ぶりに松戸市の部屋で稽古を再開。母校の高知・明徳義塾高が甲子園に出場しただけに後輩の雄姿に発奮。名古屋場所は大関昇進のチャンスを逃したが「先場所の経験が意味のあるものにしないといけない」と誓った。
◆日馬、稽古休み病院へ 〇…秋場所で綱取りに挑む大関・日馬富士(27)=伊勢ケ浜=が19日、体調不良で江東区の部屋での朝稽古を休んだ。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「病院に行っているので今日は休みです」と説明。大きなけがなどではないらしく、関係者は「心配するようなことではない」と語った。
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