アマダイはスズキ科の魚で、インド太平洋の大陸棚に生息している底生肉食魚です。全長は20センチメートルから60センチメートルで、ピンク色や赤褐色の色をしていて、額と顎が角ばった形をしているのが特徴です。
日本では南日本近海に5種類が生息していて、このうちアカとシロとキが名前の頭に付いている3種が食用にされます。強烈な引きが魅力のため、釣りの対象魚でもあります。身は白くて脂肪分が少なくて水っぽいため、刺身としてはあまり用いられてはいなく、干物や焼き魚として調理されることが多いです。また、ムニエルや酒蒸しや粕漬けなどに調理もされています。鱗も食べられる魚なので、鱗を落とさずにそのまま焼く調理方法も存在します。
アマダイを用いたおすすめ調理法は
とれたての新鮮なものはそのまま刺身として食されますが、柔らかい身であるので昆布で締めて2日ほど寝かせてから刺身とすると、適度な弾力感と出汁の旨みが合わさりとても美味しくなります。鱗が食せる種類の魚であるため、パリパリ感を活かした焼き料理として調理もされています。
また、干物にすることで身がしまって旨みと弾力感が増してくるので、刺身とは異なった一味違う味わいを楽しむことができます。あらかじめ塩を身に振って身を締めておき塩焼きにしたり、鱗と皮を付けたまま天ぷらにすることでも美味しく食べることができます。